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グローバルサウスの逆襲 文春新書1451
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2024/04/20 |
JAN | 9784166614516 |
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グローバルサウスの逆襲
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商品レビュー
4.1
12件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
グローバルサウスの現状を知りたく、この本を手に取った。 グローバルサウスは、G7などのグローバルノースへの反抗心はありつつも、自国の利益を優先して、一枚岩になれない(本書にも書いてあるが、グローバルサウスというより、インターナショナルサウスといったところ)と感じた。第三勢力の動きや心理が手にとるように書いてあり、参考になった。 イスラム教について詳しく知らなかったが、戦争のためなら女子供の犠牲は厭わないという教えを知り、怖い宗教だなと感じた。 グローバルサウスのことを頭の片隅に入れず、ずっとアメリカに追従していたら、そのうち台頭するグローバルサウスに国力を突き放されて、国際社会で遅れをとってしまうと感じた。 日本のニュースでは、G7をはじめとした北側諸国寄りの報道しか流れてこないと感じ、日本のメディアの偏向報道に嫌気が差した。自らBRICsなどの情報を知ることが重要だと感じた。 自分ができることは多くはないが、今後できると思ったことは以下の2つ。 •アルジャジーラなど、海外のメディアでニュースを知る •日本の外遊先を知る(外相がどの国と仲良くしているか)
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佐藤 日本の報道で問題なのは、「ハマス」と「パレスチナ」を区別せず、「ガザ紛争」と「ウクライナ戦争」を同列に扱っている点です。今回の紛争は、イスラエルに居住するユダヤ人とユダヤ人国家の「生存権」を認めずにテロ行為に走ったハマスの行為に端を発するもので、「イスラエルとパレスチナの関...
佐藤 日本の報道で問題なのは、「ハマス」と「パレスチナ」を区別せず、「ガザ紛争」と「ウクライナ戦争」を同列に扱っている点です。今回の紛争は、イスラエルに居住するユダヤ人とユダヤ人国家の「生存権」を認めずにテロ行為に走ったハマスの行為に端を発するもので、「イスラエルとパレスチナの関係一般」に還元できる話ではありません。また、ウクライナ戦争が「ロシアによる侵攻」を契機とする「国家間戦争」であるのに対し、今回の紛争は「イスラエルとパレスチナの戦争」ではなく、「ハマスというテロ組織に対するイスラエルの掃討作戦」です。ハマスの宣伝戦における勝利は、ハマス対イスラエルの戦いにせず、パレスチナ対イスラエルの戦いだと偽装することに成功した点です。それにつられて、バイデン大統領が初動でボタンを掛け違えてしまった。 今更、ハマスとパレスチナを同列に扱っているという事もないと思うが、では、ハマスとパレスチナの重なる部分を分離できるのかというと、ガザの中を外部から見抜くのは難しい気がする。佐藤優がいう事は尤もだが、メディア報道を受けた人間が正しく理解できる事は困難だ。そして上記の指摘は、そもそもそのメディアが混乱しているという点で、状況の危うさを感じる。 本書は、グローバルサウスについて書かれた本だが、基本的な内容は世界情勢について、という事で、取り扱われるのは、紛争状態や過去、将来の予測についての話。中東に限らず、北朝鮮の話も参考になる。 池上 現実になると尼介なのは、台湾有事より朝鮮半島有事でしょう。 佐藤 一九五三年七月に朝鮮戦争の休戦協定が結ばれると、東京にあった朝鮮国連軍司令部がソウルへ移されました。キャンプ座間に置かれた朝鮮国連軍後方司令部は、二〇〇七年から横田飛行場へ移っています。さらに、朝鮮国連軍は国連軍地位協定に基づき、我が国内7か所の在日米軍施設・区域(キャンプ座間、横須賀海軍施設、佐世保海軍施設、横田飛行場、嘉手納飛行場、普天間飛行場、ホワイトビーチ地区)を使用することができると定められています。これは事前協議の条文がありません。 池上 日本の外務省のホームページに明記されていますね。 佐藤 ということは北朝鮮も、自国はこの七つの基地から攻撃されると、すでに知っているわけです。朝鮮戦争が再開されれば、日本はただちにこの七基地を国連軍に提供しなければなりません。すると、北朝鮮がこの七つの基地を攻撃するのは国際法上、合法です。一九九三年に、核拡散防止条約(NPT)脱退を宣言して核開発を進める北朝鮮に対して、クリントン政権が「サージカル・アタック(外科手術的攻撃)」を検討しましたね。 池上 寧辺の核施設への空爆で、核開発を阻止しようとしたんです。 グローバルノースの安定化は、サウスからの収奪に頼って成立した部分もあり、今や、このグローバルサウスの機嫌次第でいつでも危うい状況に置かれかねない、という事だ。他方で過度な強化を抑止しながら、他方でこちらに牙を向かぬように操作しなければならない。そこに無理が来ている、と思う。
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夢の中へ、僕と踊りませんか。って感じの世界になるのか。 ミネルヴァの梟は、夕暮れに飛び立つ、ね。二百年、五百年、二千年のレンジの大転換の予兆だね。 ベイトソン、ダブルバインド。人類学的な知見が、役立つか。プレモダンですら無いのだから、そうだわね。 原初の能動性が、是が非でも...
夢の中へ、僕と踊りませんか。って感じの世界になるのか。 ミネルヴァの梟は、夕暮れに飛び立つ、ね。二百年、五百年、二千年のレンジの大転換の予兆だね。 ベイトソン、ダブルバインド。人類学的な知見が、役立つか。プレモダンですら無いのだから、そうだわね。 原初の能動性が、是が非でも、必要なんだね。
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