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マチズモの人類史 家父長制から「新しい男性性」へ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 明石書店 |
| 発売年月日 | 2024/04/01 |
| JAN | 9784750357102 |
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マチズモの人類史
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フランス革命好きとして、よく「フランス革命は「人権」を歌っておきながら女性には適応しなかった、その証拠としてオランプ・ド・グージュが処刑された」的な言説を耳にして、「それは言い過ぎじゃない?」と思っていたので、フランス革命に家父長制/フェミニズムの両側面があったことが本文および表...
フランス革命好きとして、よく「フランス革命は「人権」を歌っておきながら女性には適応しなかった、その証拠としてオランプ・ド・グージュが処刑された」的な言説を耳にして、「それは言い過ぎじゃない?」と思っていたので、フランス革命に家父長制/フェミニズムの両側面があったことが本文および表で示されていたのが特に良かった(ダントンの演説は家父長制なのか?容姿によるステレオタイプあるいはルッキズムにすぎないのでは?など疑問点はあれど)この二面性を一人で体現したともいえるルイーズ・ド・ケラリオの知名度は日本では皆無なので、ここも訳注があればもっと面白かったんじゃないかな それ以外ではネットでも度々炎上する「セックスと同意」のトピックとかが面白かった。なぜ表紙がフラゴナール???と思ったらこの話だったのか(でもこの絵が表紙の本多いよね) 第三部あたりで男女二元論によりすぎている(フランス語のバイナリーの強さのせい??)と感じたが、最終章で回収というかうまくまとめられていた印象を抱いた。ノンバイナリーへの言及も短いもののされていたし。 本書の趣旨はフェミニズム称賛だが、「悪玉・迫害者=男性と善玉・被害者=女性の二元論に陥ってはならない」「男性(あるいは女性)というものは~な存在であるという本質主義は意味がない」「自身と異なる属性について語るべきではないという主張を拒絶する」というメッセージも発されていた。昨今はミソジニー側だけでなくフェミニズム側も極論に走りがちなので、本書のようなバランスの取れた言説は重要だと思う。 ただしフランス語で男性形を中性や総称としてみなすのは家父長制の現れ(なので男女両形を併記すべき)とあったが、すべてのジェンダーを包括する上手いやり方が見つかるまでは利便性を考えればある程度仕方ないのかなという気もする。もっとも、それが主張の主題ではなかったけれど。 文化系称賛と表裏一体のスポーツや体育会系敵視を感じた。現状は日本でもそうなってしまっているが、文化系と体育会系は本質として対立関係を宿命づけられているわけではないので、スポーツに親しみつつ文学や歴史を愛好しこの本を手に取るような「新しい男性性」も十分に可能じゃないかなとも思う。あとがきを読む限りは著者の個人史も影響してそう、というか自分が「新しい男性性」の持ち主として評価される社会にしたいんじゃないの?と訝しむ気持ちも正直なところ生じた。 原文は確認していないが、訳文が読みやすかった。
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