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多軸的な自己を生きる 交錯するポジショナリティのオートエスノグラフィ
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多軸的な自己を生きる 交錯するポジショナリティのオートエスノグラフィ

西川慧(編者), リーペレス・ファビオ(編者), 中野惟文(編者), 包双月(編者), 沼崎一郎(監修)

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多軸的な自己を生きる 交錯するポジショナリティのオートエスノグラフィ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東北大学出版会
発売年月日 2024/03/23
JAN 9784861633966

多軸的な自己を生きる

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2025/05/29

 非常に面白く、ここで言われているポジショナリティ論は、私たちの実生活に根ざして考えることができるもの。身体化された様々なポジショナリティが状況に応じてシフトしていく様子を、人類学的なポジショナリティが俯瞰して捉えてくれることで、物事や状況に対する私自身の意識や考えを、可能な限り...

 非常に面白く、ここで言われているポジショナリティ論は、私たちの実生活に根ざして考えることができるもの。身体化された様々なポジショナリティが状況に応じてシフトしていく様子を、人類学的なポジショナリティが俯瞰して捉えてくれることで、物事や状況に対する私自身の意識や考えを、可能な限り客観的に判断することが可能になる。人類学的ポジショナリティの有用さを論じた一冊とも言えるだろう。  また、別の見方もできる気がする。アネマリー・モルが人類学の存在論的転回において、疾病という西洋において絶対的な1とされていたものを、enact(実行する)される状況によって、それが多重的になることを論じた。その際モルは、表現が正しいかはわからないが、enactという、過去の手垢がついていない言葉をあえて使用することの重要性を説いた。本書籍においても、ポジションとポジショナリティという言葉を、あえて先行研究などに根ざす形ではなく、沼崎先生がとりあえずこういうものとして扱う、という姿勢をとっているように感じた。私はこの本が出版された当初、定義の出典が明示されていないことに対して疑問を抱いていたが、今一度振り返ってみると、そこにはそのような意図があったのではないだろうか。当たり前かもしれないが、モルのenactと沼崎先生のポジショナリティ論は、実際に実行される場面や状況といった外部に根ざしたものと、状況に反応した自身の内部で起こることという点で、大きな違いがあるだろう。個人的には非常に面白い一冊だった。

Posted by ブクログ

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