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羅城門に啼く 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2024/03/28 |
| JAN | 9784101049915 |
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羅城門に啼く
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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
★3の上。 これはいいな。 さすがはみんみんさんのお勧め作家さん。 ことぶきジローさんのレビューも大変参考になりました。 m(__)m 流行り病や治安の悪化で人がごろごろと死んでゆく平安の都。 そこで二人の仲間と獣のように生きるは元孤児で奴婢だった片目の醜い男。齢十九。 親は...
★3の上。 これはいいな。 さすがはみんみんさんのお勧め作家さん。 ことぶきジローさんのレビューも大変参考になりました。 m(__)m 流行り病や治安の悪化で人がごろごろと死んでゆく平安の都。 そこで二人の仲間と獣のように生きるは元孤児で奴婢だった片目の醜い男。齢十九。 親は知らず、売られて奴婢になったときも名前すらなく、憐れんだ奴婢の女たちにイチと名付けられた。 腹が減れば奪い、気が向けば殺し、欲しくなれば犯す。 あるとき屋敷の押し込みに失敗し、ついに捕らえられたイチは……。 舞台はあまり馴染みのない平安時代ですが何も難しいことはなく、スッと物語の中に入っていけます。 検非違使ってのは警察みたいなもん。奴婢ってのは奴隷だなぐらいの知識で平気。 宗教は嫌いだが、これはいい使い方。 なむあみだぶつ。 悪党でも赦されて極楽浄土へ行けるという都合の良い念仏。 なむあみだぶつ。 心に湧いてくるものを塗りつぶすように唱え続ける。 それでいっぱいにしないと頭と心がどうにかなりそうだから。 求めるな。与えるのや。 悪党として生きてしまった、そう生きざるを得なかった男の物語がわずか200ページに凝縮されています。 生きるのは、ただそれだけで辛い。 安全な時代に生まれ、安穏と暮らす我が身にもブッスリ突き刺さる良作でした。 さあて。 タイトルの羅城門。 自分は学がないもんで、は? 羅生門じゃないのー? なんて思ってしまったが、実はこっちが正解らしい。 もともとは羅城門。 有名な羅生門は芥川のおっさんの創作物であり、今昔物語の羅城門から着想を得たらしい。 ふむう。 創作を本物と思い、本物を偽物と感じるなんて、名が広まるって凄いな。 有名な方を真実と思いがち。 羅城門(事実) ↓ 羅城門(今昔物語) ↓ 羅生門(芥川龍之介、映画) ↓ 羅城門(今作) おかえり羅城門。 で、さらにおまけ。 本作作者さん。雲霧仁左衛門などの脚本家でもあるらしい。 なるほど読みやすいしエンタメ風味で難しくない。 本作で京都文学賞受賞。 ちょっと調べてみたら賞に文字制限があった。 2万8千字以上16万字以内。 400字詰めの原稿用紙だと400枚以内か。 本にしたら200ちょいくらい? それでか。 ずいぶんと遊びがない真っ直ぐなストーリーだなと思ったら制限があったんだなー。 なるほど、なるほど。
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あらすじ 平安時代。オレこと「イチ」はと奴婢して売り飛ばされ、屋敷で働かされる。同じく奴婢だったが、母に会いたいというジンの逃亡の手助けをしようと見せかけつつ、裏切り、結果ジンは自殺する。その時にイチは左目を焼かれた。 その後逃走し、仲間とともに盗みを働いて暮らし、油問屋の家に押し込む。はずみで娘の耳を切り落とし、妻を殺害してしまう。捕まり、処刑される寸前、空也上人に助けられ、上人の言うとおりに死体を埋めるようになる。ある日、耳をを切り落とした娘キクと出会う。キクは落ちぶれて身を売り、かつての婚約者の子供を身ごもっていた。イチは自分が押し込んだ一人と言えないままキクの世話をする。 感想 一つの作品として完成されている。タイトルから、芥川龍之介の「羅生門」と比べて感想を書く。芥川作品の主人公が、悩みつつ結局は悪の道を選んだのに対して、こちらの「イチ」は苦しみながら、悩みながらまっとうな道を選ぼうとする。キクには思いを伝えられなかったし、むしろ憎まれたまま死別した。残されたキクの子供にももしかしたら恨まれるかもしれない。何より子供を育てて生きのびていくのは大変そうだ。それでもラスト、希望を持ちながら生きていくイチの様子が描かれている。一気読み。
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平安時代、親を知らず生まれ苛烈な環境下で育ち、世の最下層に暮らす主人公イチは、生きのびるために徒党を組んで悪事を重ね日々の糧を得、ときに女を凌辱して欲を満たしていた。「こころ」を持たずに生まれてきたとうそぶくイチに良心の呵責があるはずもなかったが、物語が進むにつれ徐々に「こころ」...
平安時代、親を知らず生まれ苛烈な環境下で育ち、世の最下層に暮らす主人公イチは、生きのびるために徒党を組んで悪事を重ね日々の糧を得、ときに女を凌辱して欲を満たしていた。「こころ」を持たずに生まれてきたとうそぶくイチに良心の呵責があるはずもなかったが、物語が進むにつれ徐々に「こころ」とは何かを掴みかける。 「欲しがるのやない、与えるのやぞ」 空也上人のことばが読了後いつまでも響き続ける。
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