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ともだち ともる えほんのもり
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文研出版 |
発売年月日 | 2024/03/27 |
JAN | 9784580824201 |
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ともだち ともる
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
大きいウシガエル(リアルよりやわらかく可愛く描かれてますね)と小さいアマガエルが、お互い友だちになりたくて、同じカエルなんだからと思いながらも、サイズを気にして口に出せなくて、はにかんでためらっている姿がいじらしくて可愛い! やさしい気持ちになれる絵本です。
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いつもの図書館の新刊コーナーで見つけた、この絵本は、内田麟太郎さんの文章と、黒井健さんの絵、それぞれにそっと寄り添うような優しさを感じられた、友達に出会えないという切実な悩みを、カエルの視点で繊細に描いています。 物語に登場する二匹のカエルは、それぞれが相手と友達になれれば...
いつもの図書館の新刊コーナーで見つけた、この絵本は、内田麟太郎さんの文章と、黒井健さんの絵、それぞれにそっと寄り添うような優しさを感じられた、友達に出会えないという切実な悩みを、カエルの視点で繊細に描いています。 物語に登場する二匹のカエルは、それぞれが相手と友達になれればと思いつつも、声がかけられず、その理由は、アマガエルは、相手があまりにも大きすぎるから、ウシガエルは、相手があまりにも小さすぎるからと、見事にリンクしているものの、その後には、同じカエルの仲間らしいけれどもと言っていることから、人間の子どもたちに擬えているのだと感じ、それは本編の文章で、カエルを人表記していることからも明らかだと思われます。 それは、同じ人間だけれども、あまりに自分とかけ離れた存在に見えてしまう、そうした憧れに近い気持ちからも友達になりたいけれど、相手はきっとタイプが全く違うような自分なんかと友達になりたくないよなといった、近寄りがたさを感じるのではないかと思い、そんな状況でカエルたちはどうするのかと思いきや・・・。 まず動いたのは、そのつぶらな瞳が印象的なウシガエルであり、大きさなんてどうだっていいさと、内心、勇気を絞り出して、アマガエルの隣に、そっと座ってみた。 すると、アマガエルも、ちょっぴりウシガエルの側に寄って、そのまま二人は黙って夕日を眺めるという、おっ、これは二人の背中が全てを語っており、もはや言葉はいらないというやつか!? といったムードで、黒井さんの水彩画の中に、やわらかく広がるようなエアブラシ(?)の夕焼け空も、それを祝福しているようだ。 と思いきや、どうやらそんなに事は上手く運ばなかったようで、翌朝、ウシガエルは、前よりも寂しさを強く感じてしまい、やはり今日から僕たちは友達だよねというような、確かなものが欲しい、その、よく分かると思わず頷いてしまう繊細な心理描写には、実際の子どもたちの思いとも重なるような、もどかしさがあって切ないが、それではどうしたら良いのでしょう? この後の展開は、実はここで説明するまでもなく、よくよく考えてみると、本当にその人と友達になりたいのであれば、もうどうするのかは決まっており、でも、それが難しいんじゃないかと言いたい気持ちも分かる、分かるけれども、これは勇気を出してというよりは、本能的なものとして自然に行動として現れるのではないかと、私は思っており、それは本書の展開を見ても分かるように、相手を思う気持ちがあればこそなのではないかとも思われたのです。 そして、『ともだち ともる』という、言葉遊びを思わせる詩的なタイトルに込められた思いには、「ともる=灯る」といった、まるで心の中がポッと温かくなり、いつまでも照らし続けてくれるような、友達に出会うということは、そんな温かくも、素敵な出来事であることを実感させてくれました。 ただ、ひとつだけ気になったのは、物語が見開きで完結することであり、これは奥付が扉絵にあるから仕方ないとは思いつつも、最後の一ページの後日談的な絵で余韻に浸りたい私としては、急に終わってしまった印象を抱いてしまい・・・まあ、好みの問題といったら、そうなのですがね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大きなかえると小さなかえるがお互いを遠くから見て友だちになりたいなぁと考えている出だし。 あまりにも自分と体の大きさが違うことを引け目に感じて、同じことを考えているのに「ともだちになろう」と一歩を踏み出せないふたり。 タイトルの「ともる」っていいですね。 ラスト、ほんわかあたたかい気持ちになります。 シンプルなストーリーだけど「そういうことあるよね」と思える子どもはもちろん大人にもおすすめ。
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