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後期日中戦争 華北戦線 太平洋戦争下の中国戦線 2 角川新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2024/03/01 |
| JAN | 9784040824338 |
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後期日中戦争 華北戦線
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後期日中戦争 華北戦線
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商品レビュー
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1件のお客様レビュー
本書は同タイトル「後期日中戦争」の前作に続いて、華北での日本軍と中国軍の戦いに特にフォーカスしたものだ。前作同様、太平洋戦争の中心として語られる海戦や南方の島々で行われた闘いと比較し、目立って語られる傾向が少ない中国での戦争が中心となる。前作が華中から華南の闘いがメインであったが...
本書は同タイトル「後期日中戦争」の前作に続いて、華北での日本軍と中国軍の戦いに特にフォーカスしたものだ。前作同様、太平洋戦争の中心として語られる海戦や南方の島々で行われた闘いと比較し、目立って語られる傾向が少ない中国での戦争が中心となる。前作が華中から華南の闘いがメインであったが、本作は華北の戦いが中心となる。華北と言えば日本が傀儡政権を樹立した満洲国に近い位置であるから、かなり激闘が繰り広げられた事が想像されるが、近年細菌戦が話題になる迄は、それ程スポットライトが当てられなかった様に思う。華中華南の戦略に関しては、太平洋戦争の主戦場と主敵である太平洋戦線そしてアメリカとの戦いに大きく影響を受けたのは前回のレビューに記載した。一方本作は前述した様に中国自体を主敵とした、本来的な意味での中国戦線と言えそうだ。とりわけ中国内部の国共内戦でいずれ力をつけることになる、共産党軍との戦いが主となっていく。よって中国ならではの敵の敵は味方と言わんばかりに、国府軍、共産党の八路軍、そして日本といった三つ巴の戦力が、水面下だけでなく表立って手を組み、また敵に周りと、展開も目まぐるしい。特に北方で力を持った私兵勢力が複雑に絡み合い、敵味方に分かれて戦う辺りは、さながら三国志の時代を彷彿させる。 日本軍はそうした中で百団大戦に始まり、共産党八路軍のゲリラ戦術に散々悩まされていく。中国軍が得意とする奥地まで迎え入れた上で一挙に殲滅を計る戦い方、加えて民衆に混じって、昼は農夫、夜は兵士に姿を変える便衣兵など、日本側にとっても最早誰が敵で誰が民間人なのかもわからない。次第に消耗しストレスを抱える兵士たちの暴挙は「三光作戦」の状態になるべくして、なっていく。態々、焼くな犯すな殺すなというお触れ書きを公式に出さざるを得ない状況は、地獄の様な状況で誰もが鬼と化す姿が目に浮かぶ。家を焼き女を陵辱し食べ物を奪う、その恨みが現代まで続く反日思想の種になっている事は言うまでも無い。家を焼かれた恨みは生涯忘れないという記述が心に重くのしかかる。 現在でも必ずしも良好とは言えない両国の関係には根底にこの様な歴史観がある事は間違いない。今を生き未来を築く我々自身が、深く学び、時に反省すべきを反省し、しっかりとした罪の意識を持たなければ、国家レベルだけでなく民間レベルの友好関係も絵に描いた餅になってしまう。今一度かつての両国間に何があったか学ぶ時期が来ている事を認識させる一冊。 前作に続き今中国との関係改善に向けた話し合いをするにあたり、何から話すべきかスタート地点を教えてくれる内容ではないだろうか。
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