彼女たちの戦争 嵐の中のささやきよ！

小林エリカ(著者)

• 販売会社／発売会社: 筑摩書房
• 発売年月日: 2024/03/02
• JAN: 9784480815774

商品レビュー

2024/10/28

この本を読んで、いとも簡単に彼女たちのことを知った気になってしまう。
彼女たちが成し遂げたこと、成し遂げたかったこと、そして死に様に驚きやるせない気持ちになり、涙が出そうになるけど、なんて簡単な涙、とおもう。
いまこの時代この環境でわたしがこの国にこの世界に住むことができるのは、紛れもなく彼女たちのおかげであるにもかかわらず。
当たり前に、彼女たちひとりひとりに名前があり、考えがあり志があり夢見たことがあったのに。
学者でも作家でもないわたしは、そしていとも簡単に彼女たちを忘れてしまうだろう。
四六時中、彼女たちに思いを寄せることなんてできない。
わたしにはわたしの人生があるから。彼女たちの思いを吸収してしまえば、目の前のことに幸せを感じられなくなってしまう気さえする。
でもたまに、何度もこの本を取り出して読むことをしよう。
戦争は他人事でないことを思い出すために。

2024/09/07

インスタかな？なにかをきっかけに読もうと思った本。
こういった系統の本をあまり読んだことがないので戸惑いながら読んだ。感想はあまりでてこなくてそうかこういうこともあるのか（あったのか）と知るばかりだった。

2024/08/14

ひとつひとつのページ数が少ないので入門書として読める。
悲しみの多い人生を歩んだ女性が多いが、こんなふうに歴史に名前すら残らなかった女性の方が圧倒的に多く、中にはひょっとして男性だったら名を刻んだ（それがすべてではないけど）人だっていたかもしれない。

それにしてもアインシュタイン、ハーバー、ロダン、こやつら絶対に許せん。