殺める女神の島

秋吉理香子(著者)

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2024/03/04
• JAN: 9784041144794

商品レビュー

2024/12/29

ミスコンの最終審査への合宿でリゾートアイランドに集められた美女たち。しかし主催者が襲われ、参加者にも犠牲者が…

途中までの穏やかな雰囲気から、本性が現れた後の展開あたりが面白かった！結末については少しだけ現実離れしてる感があるけど、思いもよらなかったなーと。

2024/12/22

前半部分は展開が読めず、ドキドキしながら読み進めていましたが、終盤から結末にかけては少し釈然としない部分がありました…
久しぶりに秋吉さんの作品を読めて良かったです！

2024/11/28

あらすじ
　ビューティコンテスト『ミューズ・オブ・ジャパン』のファイナリスト7名。海外の島に呼ばれ、最終選考に臨む。ファイナリストはそれぞれ、いくつものコンテストを勝ってきた人、海外で活躍する医師、動画で人気のヨガ講師など。「私」こと美咲は小説家。かつて大ヒット作を生み出すも、今は派遣な上に契約を打ち切られた。主催者の男性はクリス。しかし、クリスは台所で倒れているのが発見される。その後次々と参加者が殺害される。
　結末。実はファイナリストはみな、医師とクリスの姉妹。それぞれの両親は違法に受精卵を受け取っていた。
クリスは医師の姉。ホルモン治療の影響でひげが生えていた。姉は重篤な病にかかっており、心臓移植が必要だった。そのため医師は遺伝子上の姉妹をひそかに呼び寄せ、検査をし、適合する心臓を探していたのだった。

《感想》
あらすじをまとめてみるとホラーなラストになっていた。が、それまでのストーリーは読みやすい。ミューズ7名はそれぞれ個性があるし、会話のテンポもよくてさくさく進む。事件が進むにつれて、裏の面も見えてくるが、そこまでどろどろしていない。
　映像化したら面白そう。年齢もバラバラな女優7名の共演。華やかな衣装。南の島。年末年始の特別ドラマとかに向いてそう。