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父の革命日誌
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父の革命日誌

チョン・ジア(著者), 橋本智保(訳者)

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父の革命日誌

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2024/02/27
JAN 9784309208985

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商品レビュー

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2024/09/08

 いきなり、前職パルチザンで????  朝鮮半島の80年。1945年の日帝による植民地からの解放、4・3事件に始まる内戦から、朝鮮戦争、軍事政権の弾圧を体験し、ここ80年の現代史の中で生きた人たちとその子供。  子供も、もう50歳を越え、親たちがこの世から去っていくのを送りながら...

 いきなり、前職パルチザンで????  朝鮮半島の80年。1945年の日帝による植民地からの解放、4・3事件に始まる内戦から、朝鮮戦争、軍事政権の弾圧を体験し、ここ80年の現代史の中で生きた人たちとその子供。  子供も、もう50歳を越え、親たちがこの世から去っていくのを送りながら、激動の歴史を前職パルチザンとして生きた「父」が実は普通の人間だったという、深い和解へようやくたどり着く子供の姿に胸打たれました。アホブログにも感想書きました。  https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202408240000/

Posted by ブクログ

2024/08/18

父親の友人知人と話しているうちに、こどもがそれまで反発していた父親の知らなかった一面を知って受け入れていく、というのは、映画『ビッグフィッシュ』に少し似ている。両親は元パルチザンなので、断片的に語られる過去の出来事は辛いことも多いが(特に父親の弟の身に起きたことは本当にひどくて悲...

父親の友人知人と話しているうちに、こどもがそれまで反発していた父親の知らなかった一面を知って受け入れていく、というのは、映画『ビッグフィッシュ』に少し似ている。両親は元パルチザンなので、断片的に語られる過去の出来事は辛いことも多いが(特に父親の弟の身に起きたことは本当にひどくて悲しい)、おおむね軽い語り口でユーモラスに書かれている。そのせいか、特異な経歴の特別な家族のはずが、よくある親子の反発と和解の物語のように思えてきてすんなり読めてしまう。そして、じんわりと温かい気持ちになった後で、日本も大いに関係している朝鮮戦争やパルチザンについて、もっとちゃんと知っていなくては、と思った。

Posted by ブクログ

2024/07/23

読んでみてお隣の国のことなのにいままで何にも知らなかったな・・というのが第一印象。考えてみれば南北の休戦が成立するまで当然北でも南でも内部で激しい闘いがあっただろうし、北はともかく南で元パルチザンとして戦後を生きていくことは大変だっただろうと思います。もちろん本人たち以外の親戚や...

読んでみてお隣の国のことなのにいままで何にも知らなかったな・・というのが第一印象。考えてみれば南北の休戦が成立するまで当然北でも南でも内部で激しい闘いがあっただろうし、北はともかく南で元パルチザンとして戦後を生きていくことは大変だっただろうと思います。もちろん本人たち以外の親戚や実の”娘”にとっても自由に未来を選択できない状況に追い込まれたわけで、過酷な体験だったのでしょう。正直、軍事政権下ではまず出版できなかっただろうな、というテーマです。 頑固な元パルチザンの両親と”娘”の間にはどうしても溝ができてしまいますが、父の葬儀に集まった人々の話を聞くうちに溝は埋まっていき、娘は父を受け入れていきます。描かれているのは素朴で義理堅い、地域に根づいて暮らす人々で、左右の枠を越えて元パルチザンの”父”と強くつながっています。韓国で若い人々に受け入れられたのは高度成長で失われたものがこの地域には粘り強く生き残っていたためかもしれませんね。おすすめです。

Posted by ブクログ

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