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紅蓮の雪 集英社文庫
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紅蓮の雪 集英社文庫

遠田潤子(著者)

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紅蓮の雪 集英社文庫

定価 ¥968

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2024/02/20
JAN 9784087446166

紅蓮の雪

¥550

商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2026/01/13

皆様が 遠田さんの新作を読んでいるというのに… 今ならすぐ読めるコーナーに差し込まれていた本作を。 紅蓮とは、燃えさかる炎のように赤い蓮。 激しい怒りや情念、苦しみが噴き上がるさまを表す言葉であり、 仏教用語「紅蓮地獄」に由来する、激痛と怨念の象徴でもあります。 渦巻く地獄に...

皆様が 遠田さんの新作を読んでいるというのに… 今ならすぐ読めるコーナーに差し込まれていた本作を。 紅蓮とは、燃えさかる炎のように赤い蓮。 激しい怒りや情念、苦しみが噴き上がるさまを表す言葉であり、 仏教用語「紅蓮地獄」に由来する、激痛と怨念の象徴でもあります。 渦巻く地獄に堕ちた親子。 汚れた血脈は、双子の姉弟を幼少期から呪縛として絡め取っていく。 久しぶりの遠田潤子作品。 冒頭の展開は早く、あっという間に演劇の世界へ引き込まれた。ただ、あっという間すぎて そんなには上手くいくまいとは思います。 歌舞伎でも繰り返し上演されてきた『三人吉三』の因縁が、物語の中に巧みに織り込まれていました。

Posted by ブクログ

2025/07/19
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特別な絆で結ばれていた双子の姉朱里が自死した。遺品の中に大衆演劇の半券を見つけた伊吹は、朱里の死の理由を知りたい一心で舞台を観に行く。手がかりを得られないまま思わぬスカウトを受け、そのまま一座に加わることになるが‥。 伊吹が何某かの暗い過去を抱えていることはすぐに分かるのだが、その殻に閉じこもったままの傲慢さがなかなか受け入れがたく、読んでいて抵抗感があった。救いは大衆演劇の面白さと看板役者の慈丹の仏のような嫌味のなさだ。 後半、伊吹のルーツが次第に明らかにされ、予想していたより深い闇に呆然とする。 (伊吹と朱里、2人の間だけのことかと思っていた。) それでも最後の最後まで慈丹と一座に甘えている伊吹に心から寄り添うことはできなかった。伊吹の人生がここから始まる、という終わり方なのだということは理解できるのだが。

Posted by ブクログ

2025/07/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

姉・朱里の自死の謎。伊吹が他人との接触を忌避する理由。伊吹だけが日舞と剣道を習わされていたこと。両親の二人に対する扱いなど、数々の謎に対する興味が、序盤から本作に没入させてくれました。 しかし、伊吹と朱里の過去を振り返る章では、二人がかなりキツい扱いをされることもあり、精神的に滅入る場面があったりします。 加えて、朱里をはじめとして両親や西尾和香など、相手への想いが、それこそ紅蓮地獄の炎のように強すぎて、不幸な結末を迎えてしまう人物たちが何人もいたりします(ちなみに仏教の紅蓮地獄は鉢特摩(はどま)地獄とも言うそうで、鉢木座の「鉢」は何かつながりがあるのかな?)。 主人公の伊吹も彼らと同じく不幸な結末を迎えてしまうのかと心配になりますが、希望を捨てずに読み進められたのは間違いなく聖人・鉢木慈丹さまの存在のおかげ。 伊吹のことを本気で心配して、23歳という若さなのに時には体を張って守り、時には厳しく叱ってくれる。劇団一座の若座長という立場もあるでしょうが、それを差っ引いてもあまりある献身ぶり。 何か裏があるのかな?と疑ったりもしましたが、それ以上に私からの慈丹に対する信頼度が勝ります。 故に、終章で伊吹が破滅的な行動をとろうとする場面でも、心の片隅に「きっと慈丹が来てくれる」と、スラムダンクの仙道のような期待感がありました。 しかし半面、「遠田作品だから心をエグるような展開もありうる」という不安もあって……というより、こっちの不安がはるかに大きかったため、慈丹がマジで来てくれたときは、彼の登場と伊吹が道を踏み外さなかったことへの安堵で、読了まで涙が止まらなくなってしまいました。 結末としては前向きな終わり方で、伊吹の周囲の人たち(特に慈丹を含む劇団一座の人たち)に良い人も多く、明るい場面も多かったので、遠田作品としては「銀花の蔵」以来、珍しく後腐れの少ない作品でした。

Posted by ブクログ

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