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ベルナール・スティグレールの哲学 人新世の技術論
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 法政大学出版局 |
| 発売年月日 | 2024/02/19 |
| JAN | 9784588130380 |
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ベルナール・スティグレールの哲学
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商品レビュー
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スティグレールの本を読みたくなった。 5章までの前半部を面白く読み、後半は関心とは少し違った。本書の言葉で表現すれば、私の第二次過去把持≒長期記憶が、第一次過去把持≒ワーキングメモリを選別するフィルターとなっていたということだろう。 第三次過去把持として、意識の外部で記憶を代補し...
スティグレールの本を読みたくなった。 5章までの前半部を面白く読み、後半は関心とは少し違った。本書の言葉で表現すれば、私の第二次過去把持≒長期記憶が、第一次過去把持≒ワーキングメモリを選別するフィルターとなっていたということだろう。 第三次過去把持として、意識の外部で記憶を代補し保持するものとしての技術、という観点が1番面白く感じた。第三次過去把持を内面化することによって、人間は特定の行動が可能になる。自分の内面は、第三次過去把持として外部化されることで事後的に内面として再構成される循環の中にある。 関係があるかわからないが、想起したエピソード。 公園で友達とキャッチボールをした。道具は普通の野球ボールと革のグローブではなくて、テニスボールとグローブの代わりのマジックテープのついたバンドのようなもの。テニスボールはマジックテープによくくっつくため、マジックテープがグローブ代わりになる。革の野球用グローブは、基本片方の手にしか嵌められない。右利きなら左手に嵌める。しかし、マジックテープなら左右は選ばない。どちらにも嵌められる。 私も友人も右利きで、キャッチボールは最初右手で投げて、左手でキャッチしていた。友人は野球経験者で、私よりも取るのも投げるのも上手かった。30分もした後、私は左手でキャッチボールをしようと提案した。今思えば、この提案も普通のグローブではなく左右を変えられるマジックテープをつけていたことによって可能になった思考だ。私の提案はマジックテープとテニスボールという技術の結びつきと不可分である。(身体を技術が補助するのではなく、身体のさまざまな器官とその機能は、根本的に技術によって代補されている。) 左手でキャッチボールを始めると、ボールを投げる行為の上手さが私と友人で逆転した。利き手でない方でボールを投げるのは野球未経験の私の方がなぜか上手かった。野球のルールに仮に利き手ではないことを使用すること、という文言が含まれていたら、野球が上手いのは私だが、そんなルールはない。テニスボールとマジックテープという普通のキャッチボールでは使用しない道具が、利き手ではない手での、キャッチボールという提案を可能にし、またその道具が、私の左手でのキャッチボールの上手さという潜在性を引き出した。 通常の野球ボール・グローブの組み合わせは、ある意味では利き手での投球を強制する技術環境だと言える。野球の巧拙は技術的環境とその技術的環境と不可分な制度によって評価される限定的なものである。技術環境が変われば、それを使う心身は変化し、それに伴って行われる動作も変わる。同時に巧拙を評価する制度もかわるだろう。私は通常の技術環境及び野球のルールの上では友人より野球が下手だと評価されるが、仮に利き手ではないほうを使うこと、というルールがあれば、むしろ私のほうが野球が上手くなる。 私は左手でキャッチボールをする前から、左手でキャッチボールをするのが得意だと知っていたわけではない。特定の技術との関わりによって、左手でのキャッチボールが得意だということが、外部化されそれによって自分の内面に組み込むことができた。
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スティグレールって、どんな哲学者なのか、ちょっと知りたいな...という欲求には応えてくれないタイプの入門書でした。 割と細部をつつくような内容で、スティグレールを読む時はここは押さえておこうね、みたいな論点解説に終始する感じというか...。 有名哲学者の名前もちょくちょく登場する...
スティグレールって、どんな哲学者なのか、ちょっと知りたいな...という欲求には応えてくれないタイプの入門書でした。 割と細部をつつくような内容で、スティグレールを読む時はここは押さえておこうね、みたいな論点解説に終始する感じというか...。 有名哲学者の名前もちょくちょく登場するので、哲学初学者には読むのが少し億劫かもです。 面白かったといえば面白かったし、決して悪い本ではないのですが、期待していたものとは違う内容で、少しだけ拍子抜けしてしまいました...なので、これから読もうか検討している方はご注意ください。
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