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有罪、とAIは告げた
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有罪、とAIは告げた
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商品レビュー
3.7
29件のお客様レビュー
AIが判決を下すことが普通になったらどうなるのか。あとからあとから疑問が湧いてきて、あちこちに揺れ動き考えさせられる一冊だった。決して安易に飛びついていいものでないことだけはよくわかる。今作では中国からの売り込みによる試運転であり、検証によって瑕疵が見つかったが、日本製で瑕疵がな...
AIが判決を下すことが普通になったらどうなるのか。あとからあとから疑問が湧いてきて、あちこちに揺れ動き考えさせられる一冊だった。決して安易に飛びついていいものでないことだけはよくわかる。今作では中国からの売り込みによる試運転であり、検証によって瑕疵が見つかったが、日本製で瑕疵がなかったらどうなっていたのかを考えると危うさも覚える。今回は葛城刑事の閃きで最悪の事態は避けられた。人間の働きが欠かせないことが示されて、ほっと安心した。
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中山七里さんの本は最後の最後の数10ページでいつも展開が全く違うものに変化する。そのスピード感と、頭に入りやすい日本語の組み合わせがとても好きだ。「裁判官は悩む事から逃げてはいけない。捌く側も捌かれる側と同等に足掻き煩悶する。そういうプロセスを経てこそ人が人を捌く免罪符になり得る...
中山七里さんの本は最後の最後の数10ページでいつも展開が全く違うものに変化する。そのスピード感と、頭に入りやすい日本語の組み合わせがとても好きだ。「裁判官は悩む事から逃げてはいけない。捌く側も捌かれる側と同等に足掻き煩悶する。そういうプロセスを経てこそ人が人を捌く免罪符になり得るのだ」というセリフがとても良かった。悩むことはしんどいけど、人を相手にしている以上、悩まない事なんてないのかもしれないと思った。
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AI裁判官に判決を任せる日もそう遠くない。 そんな風に思わせるストーリーが恐くもあり面白くもある。 冒頭は法律の話が中心で多少の読みにくさはあるものの、途中からは一気に読める。 業務効率化のためAI導入を推奨する者、全て自分の手で行おうとする者。 両者相容れない中、18歳の少年が...
AI裁判官に判決を任せる日もそう遠くない。 そんな風に思わせるストーリーが恐くもあり面白くもある。 冒頭は法律の話が中心で多少の読みにくさはあるものの、途中からは一気に読める。 業務効率化のためAI導入を推奨する者、全て自分の手で行おうとする者。 両者相容れない中、18歳の少年が尊属殺人で起訴される。 判決に頭を悩ませる一方で、彼の様子にはどこか気になる点がある。 この先どんな展開が待ち受けているのかと思うと、頁を捲る手が止まらなかった。 あと、円と公彦カップルのやり取りが読めて嬉しい。
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