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ケアの倫理 フェミニズムの政治思想 岩波新書2001
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2024/01/23 |
JAN | 9784004320012 |
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ケアの倫理
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商品レビュー
4.6
14件のお客様レビュー
ギリガンをアメリカ・フェミニズム思想の文脈に位置づけながら、ケアの倫理とはラディカルな政治構想であることを力説。ケアの倫理とそれを起点とする政治思想は、フェミニズムがはじめてオリジナルに生み出した政治思想。
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「女らしさ」ゆえにケアを担わされてきた女性たち。フェミニズムについて、ケアの視点から論理的に分析している。
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このところ利他とかケアとかというキーワードを書名に掲げる本をこの本棚に登録しています。積み上がる一方ですがなんとなく読んだりもしています。同じようにジェンダーとかフェミニズムとかについての読書もそろりそろりとしています。ということで「ケアの倫理ーフェミニズムの政治思想」このビッグ...
このところ利他とかケアとかというキーワードを書名に掲げる本をこの本棚に登録しています。積み上がる一方ですがなんとなく読んだりもしています。同じようにジェンダーとかフェミニズムとかについての読書もそろりそろりとしています。ということで「ケアの倫理ーフェミニズムの政治思想」このビッグワードがクロスする、なんかでっかいタイトルに惹かれこの新書に取り組みました。なかなかキツかったです。キツイけれど読むの止められませんでした。止められないけど受け取りきれませんでした。頭ではそうですが、なんとなくお腹の辺りがゾクゾクする感覚を得ました。読み進めるにつれ利他とかケアとかジャンダーとかフェミニズムとか…今まで気にしていた言葉がプラスティックワードのようにしかわかっていなかったような恥ずかしさを感じました。ここにあるのは女性たちがいかに自分たちの存在を社会に位置付けるために挙げつづけ来た声の歴史です。それを1982年のキャロル・ギリガン『もうひとつの声でー心理学の理論とケアの倫理』という本からスタートさせます。そこには「ケアの倫理」と「正義の倫理」の対立軸をどう乗り越えていくのか、具体的には中絶問題への向き合いなど壮絶なフェミニズムの戦いなのでありました。それはリベラルな正義論への批判でもあるのです。(実はここんところが一番エモいところです。)資本主義の収奪の資源としての女性という仕組みを超えて、民主主義を生き返られるのはケア化することだというジョアン・C・トロントのメッセージまで至る論考のバトンリレーが超ダイナミック。そこにはコロナ禍体験や世界紛争を踏まえての主張があります。と、いうことでトロントの『ケアリング・デモクラシー』を「読みたい」で登録しておきました。(いつになるかわからないけど…)それにしても今、やっている選挙のポスター掲示板の選択肢のない感じが悲しいです。「この世界で、できるかぎり善く生きるために、この世界を維持し、継続させ、そして修復する」ケアから始める民主主義、誰に投票すればいいのだろう…
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