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奔流 コロナ「専門家」はなぜ消されたのか
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2024/01/17 |
JAN | 9784065344651 |
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11件のお客様レビュー
未曾有のコロナ禍の政策決定の裏側で繰り広げられた政治家、官僚、専門家の丁々発止の駆け引き。科学的なデータ分析・評価に基づき正しく政策決定すればいいだけなのになぜ駆け引きが…責任逃れと自分の都合のいいように科学者を使うどうしようもない政治家たちに忖度官僚。ホントに未来はないかも…そ...
未曾有のコロナ禍の政策決定の裏側で繰り広げられた政治家、官僚、専門家の丁々発止の駆け引き。科学的なデータ分析・評価に基づき正しく政策決定すればいいだけなのになぜ駆け引きが…責任逃れと自分の都合のいいように科学者を使うどうしようもない政治家たちに忖度官僚。ホントに未来はないかも…それにしても「同じ目的であってもアプローチ、考え方これほど多様…。
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未曾有のコロナ禍にあって、「専門家」がいかに頑張ったかを取材、「文藝春秋」の連載記事をまとめたもの。 それでかあ。なんか言ってることにまとまりがないなと感じたのは。 本を通して何を言いたいのか、主張がなにかよく分からなかった。 「客観的な」レポートかと思えば、相当偏っている。...
未曾有のコロナ禍にあって、「専門家」がいかに頑張ったかを取材、「文藝春秋」の連載記事をまとめたもの。 それでかあ。なんか言ってることにまとまりがないなと感じたのは。 本を通して何を言いたいのか、主張がなにかよく分からなかった。 「客観的な」レポートかと思えば、相当偏っている。 そんな読み込むつもりもなくて恐縮だが、多分、専門家の「専門」の部分アゲ、の悪いことの根幹は政治家。それは通ってんのかな。 それでいて、その「専門家」の尾身さんが、総理に感謝していたとサラッと書いてて、だから何と思って前後読み返してみたが、それ以上何もなく。 専門家は、「コロナ感染絶対悪」を抑えることしか考えてないし、政治についても「野党」については全く触れてない。内閣だけが政治やるんじゃないでしょ。 政治家があの時期、いろんなことに翻弄されて、「決断」できなかったことは事実だが、あまりの事態に判断し辛かったことも事実だし、あんな時でも足を引っ張ろう、俺たちは「正しい側」だと印象付けようという勢力が大きくて、酷い状況だったのも事実だ。 専門家といっても、本当に「専門」なのか分からない。 感染の専門家なのか、ウイルスの専門家なのか、町医者なのか。 専門家が「政治」に足を踏み込むことに是非はあるが、踏み込まざるを得なかった、それは決めない政治のせいだ、というのはどうかね。尾身さんはこの本読む限り元々政治家だし、「踏み込まざるを得なかった」ことの検証があまりなく。 経済については、本の後半に触れてはいたな。 政治家は、この最初からそれも考えている。もちろん利権もだが。 挙句に、専門家の言葉に耳を傾けないのは国民性に問題がある、みたいなことも言い出した。 こういう、責任を取らないマスコミ、ジャーナリズムも問題なんだろう。 結局、何も総括されてない。次に備えてどうするか、全く検討されていない。 そりゃ、過去の大戦すら総括できない国だからしょうがないが、そこが一番問題なのだろう。起きたことはしょうがない。その時々に色んな人が一生懸命頑張った。なんだかんだ言って、日本は滅んでない。ったら結局、「専門家」が消されて、問題なかったんじゃないのか。 だからいいんじゃなくて、次どうするか。何が問題だったか。もっといい対応するにはどうするか。 そういうことへの提言が必要だと思う。
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今現在でも新型コロナ新規感染は、引き続き発生はしているが、既にニュースのネタになることはない。私たちの頭からも、あの感染力と致死率の高さに怯えたことが、ウソのようにフェードアウトしているのではないか。 しかし100年に一度と言われるパンデミックへの対応が、日本では極めて不十分で、...
今現在でも新型コロナ新規感染は、引き続き発生はしているが、既にニュースのネタになることはない。私たちの頭からも、あの感染力と致死率の高さに怯えたことが、ウソのようにフェードアウトしているのではないか。 しかし100年に一度と言われるパンデミックへの対応が、日本では極めて不十分で、COVID-19の総括と、国として、また国民として、今後どのような施策と心構えを持つべきなのかは、きちんと総括した上で明らかにしていく必要があると感じたのを覚えている。 そんななかで、新型コロナ発生時から専門家として携わった人たちにフォーカスを当て、私たちが報道で見聞きする表面づらの話ではなく、彼らがどのようにたち振る舞ったのか、またそうせざるを得なかったのかを、多くの専門家、官僚、政治家の方々からの取材を通して明らかにした本があると知り手に取った。 多くの学びがあったし、改めてこの国の政治家と官僚の劣化度を思い知った。 「失敗から学ぶ」。これは云わずもがな、万能ではない私たち人間が改善できる方法だ。 新型コロナの発生は予見出来ないものだったし、国民の命と生命を守ると言う、国(政治家)としての基本的な理念を、きちんと全う出来なかったことも事実だろう。だからこそ、今後どうするかなのだ。 喉元過ぎれば で、まだ出来ていないよね。と思っていたのだが、どうやら岸田首相が行ったらしい。 首相は「コロナ対応を徹底的に検証し、22年6月までに抜本的な体制強化策をまとめる」とぶち上げ、第6波が落ち着いた22年ゴールデンウィーク明けに「検証」をスタートさせた。 この時点までですでに3万人が死亡している未曾有の厄災で、近い将来に必ず来ると思われる次のパンデミックに向け、コロナにおける意思決定の検証作業は期待されて当然の試みだった。 しかし「新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議」が設置されたのは5月11日。6月までに徹底的な検証を行うには到底不可能で、「危機管理庁の創設」という総裁選の公約に手をつけたというアリバイ作りのようだった。 案の定、有識者会議はそんな代物とは程遠く、わずか5回の会合の後、「新型コロナウイルス感染症へのこれまでの取組を踏まえた次の感染症危機に向けた中長期的な課題について」という21ページの報告書を出して終わった。 そして医療体制整備からワクチン開発までさまざまな問題点が端的に列挙され、その解決策として首相をトップにした「司令塔機能を強化する」ことが提示されただけで、その後検証の会議は置かれてはいない。 しかも、感染者が増加する中でのGo Toキャンペーンや、五輪開催、また配ったら瞬時に落ち着くと高を括ったアベノマスク(どれも専門家の意見は聞いていないか、聞いたとしても無視している)の総括がないばかりか、専門家委員会の問題点だけを挙げつらっているらしい。 国は本来なら身の安全確保といった環境整備を行うべきだし、専門家委員会のように科学的な視点でリスクを回避しようとする人たちへの反発があるなら、むしろそれを宥めるべきだ。 ところが、実際はどうだったか。 危機の局面では短期的な内閣支持率に汲々とするばかりに専門家をリスクや痛みを語る前面に押し立て、その一方、政治家が前面に復帰するフェーズになれば、官邸肝いりの検証報告書に専門家の問題だけを書き、政治家自らの検証には頼被りする。これが日本の政治であった。 国民を守るための仕事で、国民の代表から、あるいは国民から蹴り出される。そうわかっていながら黙って職責を果たそうとした者たちもいた。そのことだけは記憶されてよい。
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