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明朝体の教室 日本で150年の歴史を持つ明朝体はどのようにデザインされているのか
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | Book & Design/トランスビュー |
発売年月日 | 2024/01/10 |
JAN | 9784909718105 |
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明朝体の教室
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商品レビュー
4.1
9件のお客様レビュー
“プロの凄さ”を思い知らされたような一冊。 専門的な解説や図解、素人にはまるで間違い探しのようにしか見えないいろいろな種類の書体デザイン。書体から受ける印象ってこんなに違うんですね。デザイン大事だわー。そしてそれを一冊の本の形にする職種の方々にも尊敬しかない。
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書体設計士の著者が明朝体フォントの作り方を解説するという、帯に「こんな本いままでなかった」と書いてある通りにマニアックな実用書。 フォントをデザインして作ることのない人には、まず役に立ちそうにない内容ではあるのだけれど、 フォントを作るのにここまで細かいところまで意識して、手作...
書体設計士の著者が明朝体フォントの作り方を解説するという、帯に「こんな本いままでなかった」と書いてある通りにマニアックな実用書。 フォントをデザインして作ることのない人には、まず役に立ちそうにない内容ではあるのだけれど、 フォントを作るのにここまで細かいところまで意識して、手作業で作られているのか、と発見のある本だった。 また、文字の歴史についてもコラム的に書かれており、そのあたりも勉強になった。 (ところで、明朝体は中国の明と関係あるのかと疑問だったのだが、明の時代の印刷用の書体が起源になっているらしい) 明朝体は2万3058文字の書体セットからなっており、その1文字1文字に錯覚や色味を加味した細かな調整がほどこされており、まさに職人による手作業で出来ているようなものだと思う。 これまで、気にもせずに使ってきたフォントだけれど、これからはタイピングするときに、そこに製作者の様々な苦労や思いがあることに思いを馳せてみたいと思う。
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書体デザインの技術に加えて、哲学も感じさせる内容。対象は違うが、辞書愛あふれる人々を描いた「舟を編む」をどこか思い出す、フォント愛強いプロたちのアツい仕事。他フォントと比較しながらも、うちの子はここがこだわり、でもここはちょっとダメですねぇ、でもやっぱりかわいい。と我が子を愛する...
書体デザインの技術に加えて、哲学も感じさせる内容。対象は違うが、辞書愛あふれる人々を描いた「舟を編む」をどこか思い出す、フォント愛強いプロたちのアツい仕事。他フォントと比較しながらも、うちの子はここがこだわり、でもここはちょっとダメですねぇ、でもやっぱりかわいい。と我が子を愛するごとき游明愛が伝わってくる。私は出版関係の仕事をしているので難しさはなかったが、一般の方にはとてもオタクな内容ではないかと…!しかし語り口がわかりやすく、決して難しい専門書ではない。また書道とのバランスの取り方の類似点も多く、書を嗜む身としても興味深かった。明朝テロップで知られる市川崑作品が大好きで、これまでざっくりと明朝が好き!と思っていたが、今回さまざまな明朝体に触れて、クールでスマート、明るく癖のない「ヒラギノ明朝体」がより好きだなぁと思った。柿落としの柿(こけら)を、これまで柿(かき)だと思っていた恥ずかしい気づきも付記。
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