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いびつな「書の美」 日本の書がたどった二つの近代化
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 森話社 |
| 発売年月日 | 2023/12/20 |
| JAN | 9784864051828 |
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いびつな「書の美」
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いびつな「書の美」
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近代以降、表象性や「狙って出す個性」を求める書(革新派)が「展覧会書道」として発展を遂げるのに対し、従来の「書ハ心ノ画也」「書は人なり」といった「創発される個性」を重んじる「伝統派」は「古い」と一蹴されることが多く、さらに伝統派の書家は、その精神性からして批判を謙虚に受けとめるの...
近代以降、表象性や「狙って出す個性」を求める書(革新派)が「展覧会書道」として発展を遂げるのに対し、従来の「書ハ心ノ画也」「書は人なり」といった「創発される個性」を重んじる「伝統派」は「古い」と一蹴されることが多く、さらに伝統派の書家は、その精神性からして批判を謙虚に受けとめるので、論駁することもなかった(大溪洗耳のような例外はあったが)ため、必然的に伝統派を擁護する論評は陰を潜めて幾星霜である。そのような書道会の現状に対し、学芸員の立場から革新派・伝統派双方の価値観を言語化し、作品鑑賞・評価の道標を示した一冊。 特に西脇呉石のように従来注目されてこなかった書家を紹介して、伝統派における美の評価点を「諸芸のさとり(禅的なもの≠禅)」(製作思想)、「(宗教としての)禅」(人格の修養)、「(老荘思想の)道」(幽玄・韻を醸し出すもの)の融合として分析したところは非常にユニーク。 「革新派」「伝統派」と単純化した二項対立の構図に疑問を持たなくはないし、「書の評価」の章は他と比べて思索が浅いが、全体的には秀逸な評論。
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