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室町は今日もハードボイルド 日本中世のアナーキーな世界 新潮文庫
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室町は今日もハードボイルド 日本中世のアナーキーな世界 新潮文庫

清水克行(著者)

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室町は今日もハードボイルド 日本中世のアナーキーな世界 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2023/12/25
JAN 9784101048314

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商品レビュー

4

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2024/10/31

少し前に購入したのですが、読み終えるまで時間がかかりました。面白いんですが、1章読み終えるとなんとなく満足しちゃって次へ次へとならなかったので。 住んでいる場所や納める管轄によって枡の大きさが違うって面白い。とは言え一般庶民もなかなかしたたかに生きていたんだな、というのも垣間見...

少し前に購入したのですが、読み終えるまで時間がかかりました。面白いんですが、1章読み終えるとなんとなく満足しちゃって次へ次へとならなかったので。 住んでいる場所や納める管轄によって枡の大きさが違うって面白い。とは言え一般庶民もなかなかしたたかに生きていたんだな、というのも垣間見えて面白かったり。寺院が個人を呪う制度ってのも昔からあったんだな、とか。 日本人が温厚でおとなしいというのは、コメ作りとか集団で行動しなくてはならない作業があり、そのための協調性なんだろうなぁと思いました。一方、集団になるとその集団の意向によっては暴力行為も辞さないという性質があるんだなぁとしみじみ思いました。集団に属することにより、その中から異質とはじき出されないために行動するというのは、今の子供たちのいじめ問題とかそういう行為にもつながっているのかななんてことを思いました。面白かったです。

Posted by ブクログ

2024/09/15

面白おかしい物語調なのかと思って買ったが、キチンとした文献を一つ一つ分かりやすく、現代の例えも交えて解説した本だった。すごく面白かった。播磨国風土記など、地元に近い土地の文献も出てきて親しみやすかったし。地主の横暴に耐える小作人と、お上の顔色ばかり伺うエライ人、と言うステレオタイ...

面白おかしい物語調なのかと思って買ったが、キチンとした文献を一つ一つ分かりやすく、現代の例えも交えて解説した本だった。すごく面白かった。播磨国風土記など、地元に近い土地の文献も出てきて親しみやすかったし。地主の横暴に耐える小作人と、お上の顔色ばかり伺うエライ人、と言うステレオタイプな昔の印象を覆された。小作人も刀持って、相当反抗してたんだなーと。百姓を管轄する人たちも、お上より百姓を命をはってかばってたんだなーと。 作者の本、他にも読んでみたくなった。

Posted by ブクログ

2024/03/18

高野秀行さんとの共著、辺境の怪書なんとかいう本がとても楽しく読み進められたのでこちらも読んでみた。 私の中では鎌倉、室町時代から戦国時代にかけてのイメージといえば、ガチャガチャしてて登場人物多くてとにかくガラ悪いって感じでした。 そのあたりの時代を研究してらっしゃるこの本の著者、...

高野秀行さんとの共著、辺境の怪書なんとかいう本がとても楽しく読み進められたのでこちらも読んでみた。 私の中では鎌倉、室町時代から戦国時代にかけてのイメージといえば、ガチャガチャしてて登場人物多くてとにかくガラ悪いって感じでした。 そのあたりの時代を研究してらっしゃるこの本の著者、清水克行さん。 結果私の予想けっこう当たってた。 教科書で教えてくれることなんて、その時代活躍した武将の名前だけ、大きな出来事くらいでそれぞれの時代のほんっっの一部しか自分は知らない。 室町時代では農民や商人がけっこう力持ってて刀持ってたこと、大義名分かざして武士よりも立場が上になり、ええように動かしてたくらいだったこと。今の住所でいう、どこどこ区くらいの小さな単位同士での血みどろの争いがご近所同士であったこと。身内やどこ出身ということのようなごく小さな横の繋がりが最優先なところ。 ここかー、高野さんと話してたアフリカ諸国のなかでの民族主義と似ているところって。 自分の知ってる価値観や情報とは全く違う価値観が過去の日本にあり、現在でも世界中で自分の知らない価値観や立場や単位は無数にあること。 本や音楽に触れ、先入観を持たず誰かの話を聞いて、自分自身を常にアップデートしてゆける柔らか頭、ずっと持ち続けたい。

Posted by ブクログ