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対怪異アンドロイド開発研究室
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対怪異アンドロイド開発研究室

饗庭淵(著者)

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対怪異アンドロイド開発研究室

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2023/12/22
JAN 9784041143698

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商品レビュー

3.5

13件のお客様レビュー

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2025/01/06

「怪異」をAIで問題とされているフレーム問題(現実世界で起きる無数の出来事のうち当面の問題と関係ある事柄のみ抽出(=フレームの設定)し、それ以外の事柄は無視して思考しなければならないことで、たとえば人間はハウスダウトの動きをいちいち目で追ったりしないし、物を移動する時に壁の色が変...

「怪異」をAIで問題とされているフレーム問題(現実世界で起きる無数の出来事のうち当面の問題と関係ある事柄のみ抽出(=フレームの設定)し、それ以外の事柄は無視して思考しなければならないことで、たとえば人間はハウスダウトの動きをいちいち目で追ったりしないし、物を移動する時に壁の色が変わってしまう可能性などは無視し効率よく認知処理を行っている)にからめ、怪異そのものは物理的に存在しているが人間の認知フレームの外にあるから人間は実態を把握できないと定義づけしているという設定が勝利。オカルトとSFという異ジャンルの組み合わせがただの目を引こうとするだけのアイデアではなく、AIだからこそ人間が認知できないものを調査でき得るという必然となったわけだ。オカルトとSFというと円谷プロの特撮ドラマ「怪奇大作戦」を連想してしまったが、こちらは一見オカルティックに見える奇怪な現象は、実はすべて科学技術で犯罪者が作り出したものだとするミステリーだったが、まったく違う発想だったのにとにかく感心してしまった。登場人物のアンドロイド『アリサ』の開発者である博士が、なぜ怪異を自分で調査せず超高性能アンドロイドを作ってまで調査させるという遠回りこの上ないことをするのかという問題も、自分で調査するのが「怖いから」という理由で解決しているのも上手い。確かに怪異に直面したら人間は調査どころかそこから逃げ出すことしか考えられなくなるが、アンドロイドは平気で怪異の中に飛び込んでいくというわけだ。その設定が、ガチのホラーは読むのが「怖いから」ダメという読者でも、ホラーの表層のゾクっとするところだけを味わうことができるという仕掛けにそのままつながっている。

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2024/12/19

怪異に感情がないアンドロイドをぶつける発想は面白いし教師データを集めることで怪異かどうか判断するとかの設定も楽しかった。 AIの絶妙な融通の効かさなさも良かった。 アイデア一本勝負でなく出てくる怪異もちゃんと不気味で良かったけれど最終章が少し唐突な感じがした。 次回作が出るならぜ...

怪異に感情がないアンドロイドをぶつける発想は面白いし教師データを集めることで怪異かどうか判断するとかの設定も楽しかった。 AIの絶妙な融通の効かさなさも良かった。 アイデア一本勝負でなく出てくる怪異もちゃんと不気味で良かったけれど最終章が少し唐突な感じがした。 次回作が出るならぜひ読みたい。

Posted by ブクログ

2024/12/07

SFもホラーも好きなので前から気になっていて読んだ。おばけが怖くないアンドロイドが怪異とどう対峙していくのかの描き方が良かった。ヨモツノヘグイのくだりが好きだった。怪異を「認知フレームの外側にあるもの」として扱っているのが自分の考え方に近くて「わかる~」ってなった。 ラストはこの...

SFもホラーも好きなので前から気になっていて読んだ。おばけが怖くないアンドロイドが怪異とどう対峙していくのかの描き方が良かった。ヨモツノヘグイのくだりが好きだった。怪異を「認知フレームの外側にあるもの」として扱っているのが自分の考え方に近くて「わかる~」ってなった。 ラストはこの先も続きそうな感じだったが、続刊が出たりするんだろうか、、、

Posted by ブクログ