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WEIRD「現代人」の奇妙な心理(上) 経済的繁栄、民主制、個人主義の起源
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白揚社 |
発売年月日 | 2023/12/20 |
JAN | 9784826902540 |
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WEIRD「現代人」の奇妙な心理(上)
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WEIRD(ウィアード)。聞き慣れない略語である。西洋の(Western)、教育水準の高い(Educated)、工業化された(Industrialized)、裕福な(Rich)、民主主義の(Democratic)社会で生まれ育った、の頭文字を取った言葉である。上下巻にわたる大作...
WEIRD(ウィアード)。聞き慣れない略語である。西洋の(Western)、教育水準の高い(Educated)、工業化された(Industrialized)、裕福な(Rich)、民主主義の(Democratic)社会で生まれ育った、の頭文字を取った言葉である。上下巻にわたる大作であり、まず上巻を読んだ。個人主義的傾向が強い国ほど、裕福で、イノベーションが生まれやすく、経済的な生産活動も盛んであると力説している。それがWEIRDであると。詳細は下巻を読んだ後に述べることとする。
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原題は『The WEIRDest People in the World: How the West Became Psychologically Peculiar and Particularly Prosperous』で、WEIRD は Western, Educated, ...
原題は『The WEIRDest People in the World: How the West Became Psychologically Peculiar and Particularly Prosperous』で、WEIRD は Western, Educated, Industrialized, Rich and Democratic のそれぞれの単語の頭文字をとったものである。 本書はいわゆる「現代人」の心理について書かれているのではなく、心理学の研究対象として偏ったサンプリングをされて「現代人」と見做されている特定の性質を持った人々について書かれている。 従って、西洋の宗教的な環境から文化が構成されることについての記述が多く、文化的な背景が不足した状態では理解の何度が高い。 > WEIRDな人々にとって、神といえばキリスト教、キリスト教といえば慈悲心なので 、プライム刺激としての神(神プライム)が、無意識のうちに慈善活動を連想させ、その結果、相手に提供する金額が増えたのかもしれない。(第4章 神様が見ておられる、正しい行ないをなさい!) > 本書はここで、教会は、親族ベースのグローバルな差異形成に寄与したのか、したとすればどの程度なのかという点に関心を向け、それを知る方法として、親族関係の緊密度と、教会の影響を受けた期間の関連性を吟味する。(教会が親族関係を変え、人々の心理を変えた) WEIRD な人々に関する事例の紹介は多くあるので、WEIRD な人々の調査結果が色々な分野に与える影響や問題点についての認識をあらかじめ持っている人にとっては得るものが多いのだろうと思う。 一方で、本書でいう「現代人」の世界に対する影響がいかほどのものかの感覚を持っていない私のような場合には、他の既存の研究結果や文献をあたらないと課題と問題点に共感して読み進めることが難しいのではないかという印象を受けた。
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この辺りの大きな話(宗教とか文化・社会規範とか進化とか)はもう、文化人類学だけ、心理学だけ、宗教学だけでは太刀打ちできず、コングロマリットなチームでやっていく境界テーマなんだと改めて感じた。一人なら早く行ける、チームならより遠くに行ける、とはよく言うが、チームでやるストレスはない...
この辺りの大きな話(宗教とか文化・社会規範とか進化とか)はもう、文化人類学だけ、心理学だけ、宗教学だけでは太刀打ちできず、コングロマリットなチームでやっていく境界テーマなんだと改めて感じた。一人なら早く行ける、チームならより遠くに行ける、とはよく言うが、チームでやるストレスはないのかしら。それとも、有能者同士ならストレスレスなんだろうか。 『ビッグゴッド』とほぼ同じ趣旨の章があると思ったが、筆者がかつてブリティッシュ・コロンビアでノレンザヤンと同僚だったと知って合点がいった。 それにつけても、文化相対という視点を取り入れて、wierd研究の限界を昔から指摘していた北山忍先生はやはり凄い人だ。
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