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作家の贅沢すぎる時間 そこで出逢った店々と人々 双葉文庫
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作家の贅沢すぎる時間 そこで出逢った店々と人々 双葉文庫

伊集院静(著者)

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作家の贅沢すぎる時間 そこで出逢った店々と人々 双葉文庫

定価 ¥748

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 2023/12/13
JAN 9784575714999

作家の贅沢すぎる時間 そこで出逢った店々と人々

¥220

商品レビュー

3.4

5件のお客様レビュー

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2025/09/19

前から思ってたけど、著者は人たらし。 男女関わらず、接した人は好きになっちゃう。 私にとっても理想のタイプの一人。ギャンブルさえしなければ。いやいやご家族は気を揉んでたいへんでしょ。 でもお店の方々、料理、お酒への愛を感じるし、結局人柄、育ちなのかな〜人間って。 巻末には掲載店の...

前から思ってたけど、著者は人たらし。 男女関わらず、接した人は好きになっちゃう。 私にとっても理想のタイプの一人。ギャンブルさえしなければ。いやいやご家族は気を揉んでたいへんでしょ。 でもお店の方々、料理、お酒への愛を感じるし、結局人柄、育ちなのかな〜人間って。 巻末には掲載店のリストがあるけど、もう現存しないお店もありそう。 本編に所々あるイラスト、イラストレーターの名前ないから著者が描いたのかな。カワイイ麻雀牌とか。

Posted by ブクログ

2024/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何気なく書店で手に取った一冊。筆者が好んだ各地の料理店についても、もちろん記載があるが、そこよりも筆者の為人や(あまり想像も及ばない)店主との関係性を気軽に楽しむことができた。未だ筆者の小説を読んだことはないが、背景情報(かなりの博打好き等)を入れた上で書籍を読むと、また違った楽しみ方ができるのでは、とも思う。 特に印象に残った箇所は以下の通り ・「「おまえ、連絡を何度もしいへんでええで。便りがないのが元気な証拠言うやろう。連絡がなければ、俺の中でおまえはずっと生きとんねん」」(p.70) ・「それでも若い時にだけ、将来のことは見えなくとも、前に踏み出さねばならない時がある。その行動をするかしないかと、後になって後悔すると言う人がいるが、そうではない。後悔などすることはどうでもよくて、大切なのは、そこで踏み出すかどうかは、己の人生の時間を見られるかどうかにある。機を失うと、再び、そういう機会が来るということはまずない」(p.110〜111) ・「「さあ、どうしてなんだろうかね。私にもよくわからない。でもひとつだけ言えるのは、これまで書いたどの小説も、不安というか、果してこの作品は最後まで書けるんだろうかと、ひと文字、ひと文節を手探りで進めて行った方が、何かとぶち当たることが多いのはたしかなんだ。ずっとその理由がわからなかったのだけど、もしかして、不安や恐れの中にしか核心は潜んでないのかもしれないね...」」(p.194) ・「書くしかないんだよ、小説は。とやかく言う前に、あれこれ考える前に、書くしかないのが小説なのである」(p.254)

Posted by ブクログ

2024/03/29

■前説 伊集院静は説教が似合う。久々に伊集院静節に翻弄され、そう実感。毎年成人の日にサントリーが新成人へ向けた新聞広告のコピーを、長らく務めた山口瞳から衣鉢を継ぐかのように伊集院静が担ったのも納得。山口瞳も伊集院静もコピーライターだっただけに心構えはさらりと、エールは手の温もりを...

■前説 伊集院静は説教が似合う。久々に伊集院静節に翻弄され、そう実感。毎年成人の日にサントリーが新成人へ向けた新聞広告のコピーを、長らく務めた山口瞳から衣鉢を継ぐかのように伊集院静が担ったのも納得。山口瞳も伊集院静もコピーライターだっただけに心構えはさらりと、エールは手の温もりを感じるような筆致。 ただ伊集院静が亡くなり、はたして誰が引き継ぐのか。酸いも甘いもを知る人だから言える心得。上から目線からの訓示、大いに結構。毎年読むのを楽しみにしていただけに残念。 ■あらすじ 本書は2章構成。第1章は忘れがたい料理と忘れ得ぬ人との交流を語る。若かりし頃、肉体労働をしていた横浜、毎晩飲んだくれていた銀座、競輪の旅打ちでの立ち寄り先、居を構えていた仙台…様々な場所で出会った飲食店と往時の思い出・エピソードを絡め綴ったエッセイ。 料理のコメントは実にあっさりとしたもので、美味いものを出すのは当たり前だろうと、滋味深いだの、馥郁たるだの、堪能なんて語彙は持ち合わせていないかのように素通り。『行き着くところ味覚より人である』という達観から導かれる来店経緯や店主との交流に筆を費やす。 先ず取り上げるのは、旅打ち先の青森の寿司屋『天ふじ』。5日目にしてオケラになり、軍資金が底をつく。滞在中、毎夜立ち寄っていた天ふじで酔いが回り奥座敷で寝入ってしまう。夜明けに目覚めると、枕元に店主が掻き集めた結構な金額が入った封筒が置かれていた。はたして伊集院静は金を懐に入れて決勝戦に向かったのか…。 いかにも伊集院静と思わせるエピソードで、小説にもなった『なぎさホテル』のエピソードを彷彿。出会って間のない人から厚遇を受ける伊集院静。あらためて人たらしな方である。 ■総評 1章は数多の食エッセイとは一線を画す、無頼なエピソードが随所に見られ、一遍の短編小説のような味わいを醸す。2章は日々の雑感が主で、テーマがギャンブルになると筆が踊り多弁になる。臨場感に溢れ俄然説得力を増す。 伊集院静の人生観を形作ったのは、明らかにギャンブルではないか…と思うほど、やはり只者ではない妖気を放つ。 伊集院静のエッセイでの語り口って、曖昧さはなく断定。配慮はしても遠慮会釈はない。『俺がそう思い、感じるのだから仕方ないだろ…』って筆は奔放。 例えば、付き合いのある太田和彦については褒める一方で、吉田類にはハンチングを被り黒づくめの服装を指し。胡散臭い御仁であるとテレビ画面の印象をストレートに書き、カイロ大学主席卒業の小池都知事へは学歴詐称の罵詈雑言を浴びせ、ディズニーランドのような人が群れる場所に出かけて行くという行動を戒める発言をする割には、ご本人は競輪場に赴いているという自己矛盾。いよいよ伊集院静もここまで放埒な言い方するようになったのねと苦笑い。 ただ懸命に生きてる人、苦労を抱え込んだ人、一途に何かに打ち込んでいる人への愛情は深く惜しみがない。阿川佐和子の伊集院静の人物評『無頼に見えて律儀。言葉には道理があった』は概ねそうなんでしょう。 まぁ、これが伊集院静ワールドなのである。酒・女・タバコ・麻雀・銀座・ゴルフ・ギャンブル・文壇…昭和の頃には当たり前の情景が語られ、そこに伊集院静を伊集院静たらしめている礼儀・律儀・長幼の序・痩せ我慢が相まって、皆が口を揃えて語る『色気』が立ち上り、『無頼』と呼ばれたのでしょう。 流行作家になってからの伊集院静は、それを逆手に取り、伊集院静を演じていたのかも…と書くと、伊集院静ファンの方に叱られるかな。ご冥福をお祈りします。

Posted by ブクログ