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すくえた命 太宰府主婦暴行死事件
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2023/12/13 |
JAN | 9784344042131 |
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すくえた命 太宰府主婦暴行死事件
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商品レビュー
4.9
7件のお客様レビュー
九州は福岡で起きた残忍な事件の、マスコミサイドから書いた作品。 加害者の暴虐さ、佐賀県警の無謬態勢、他局の無関心、事件と関係のない人たちの横暴。 被害者の遺族は、ある日突然遺族になった。まるで季節が変わるように。朝日が昇るように、雨が降るように、地震が来るように。生きていたら...
九州は福岡で起きた残忍な事件の、マスコミサイドから書いた作品。 加害者の暴虐さ、佐賀県警の無謬態勢、他局の無関心、事件と関係のない人たちの横暴。 被害者の遺族は、ある日突然遺族になった。まるで季節が変わるように。朝日が昇るように、雨が降るように、地震が来るように。生きていたら当たり前に起こる出来事のように家族を失い、遺族になった。 まさか、顔も知らない人からなぶり殺されるとは思わず。被害者も被害者遺族も、何の非もなく生きていたのに、憤懣と悲哀が蠢く禍根の底に突き落とされ、財物は奪われ、まごころを欺かれ、家族の絆を引きちぎられた。 加害者は抗告をした。「殺していない。勝手に死んだ」と供述している。リンチと監禁と尊厳を奪ったことは証拠を突きつけられて認めた。これを弁護する弁護士がいる。こんな事件、仕事と割り切ってできる範疇を越えている。 著者は遺族に絆されていると言われ、局で取り上げたこの事件の特集は幕引きとなった。 私たちは誰でもいつか、被害者に、遺族になりうる。加害者については、気の持ちようとしか言えないが、被害者になることは避けられない。対岸の火事とは思えない話だった。 だからと言って、この本は「被害者になったらどうなるか」みたいな本ではない。著者は読者にあとがきにこう書いている。 「この事件は終わっていない」と。 私も思う。被害者が、被害者遺族が「赦す」と言っても、事件のクランクアップにはならない。加害者の顔には死ぬまでスポットライトを浴びせてやればいい。死んでも火葬場から断られ、墓に入れようにも寺から無視されればいい。この事件の加害者の、最初の犠牲者がそうなって、無縁仏として供養され、誰の骨かも分からなくなったときと同じように。
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佐賀県民のため、他人事でなかった。 また、裁判で提示された暴行の証拠の部分は読みすすめるのが辛かった。 警察が市民を守ってくれないのならどうしたらいいのか、考えさせられた。
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まずこの事件で思い浮かんだのは北九州一家連続監禁殺人事件だった。加害者が被害者を洗脳し、金を奪い取り、酷い暴行を加え死に至らしめる。首謀者が女性ということで、角田美代子の事件を浮かべる人もいるだろう。また鳥栖署、および佐賀県警の対応の杜撰さは作中でも言及されていたが、桶川ストーカ...
まずこの事件で思い浮かんだのは北九州一家連続監禁殺人事件だった。加害者が被害者を洗脳し、金を奪い取り、酷い暴行を加え死に至らしめる。首謀者が女性ということで、角田美代子の事件を浮かべる人もいるだろう。また鳥栖署、および佐賀県警の対応の杜撰さは作中でも言及されていたが、桶川ストーカー事件を彷彿とさせた。 私はノンフィクションで取材側が表に出てくるタイプの作風があまり好きではないのだが、この件に関しては遺族に寄り添い共に闘う取材側の姿勢は、取材側という第三者ではなくもはや事件の一部であるようにも感じられた。 結局、佐賀県警も鳥栖署も非を認めることなく山本受刑者の獄中死というなんとも後味の悪い最後で幕を閉じる。過去何度「被害者は以前に警察に相談していた」と事件後に語られたことだろうか。警察が忙しいのも分かる。しょうもないことで110番してくる人がいるというのもニュースで見た。しかしどうか、警察は事件の起こる前に相談者に寄り添い、事件を未然に防ぐことに尽力して欲しい。
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