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魔の聖堂 白水Uブックス250海外小説 永遠の本棚
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魔の聖堂 白水Uブックス250海外小説 永遠の本棚

ピーター・アクロイド(著者), 矢野浩三郎(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2023/12/13
JAN 9784560072509

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商品レビュー

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2025/06/16

17世紀と現代のロンドンが時を超えて交錯する怪奇小説、ということで、解説によると現代パートに過去の地名が紛れていたり過去と現代で意味が違う単語が使われたりと技巧が凝らされているとのこと。そこも分かれば過去と現代が入り混じっていく様をもっと楽しめるんだろうな。ふわっと読んでいたら特...

17世紀と現代のロンドンが時を超えて交錯する怪奇小説、ということで、解説によると現代パートに過去の地名が紛れていたり過去と現代で意味が違う単語が使われたりと技巧が凝らされているとのこと。そこも分かれば過去と現代が入り混じっていく様をもっと楽しめるんだろうな。ふわっと読んでいたら特に種明かしパートはなく謎が色々と残ってしまったので反省。過去パートの時代の暗黒っぷりがなかなか迫力があり、一番楽しめたポイントかもしれない。

Posted by ブクログ

2024/02/21

ロンドン大火後の18世紀、七つの教会の建設中に起こる連続殺人事件と、250年後の現代のロンドンで起こる連続殺人事件。過去と現在が交錯する都市迷宮小説。 奇数章と偶数章で交互に描写される過去と現代、合わせ鏡のような相似形で起こる事件に翻弄される読書体験。面白かった。 過去と現代で...

ロンドン大火後の18世紀、七つの教会の建設中に起こる連続殺人事件と、250年後の現代のロンドンで起こる連続殺人事件。過去と現在が交錯する都市迷宮小説。 奇数章と偶数章で交互に描写される過去と現代、合わせ鏡のような相似形で起こる事件に翻弄される読書体験。面白かった。 過去と現代で原文にあわせて翻訳文体を変えたり、活字を変えたりとどっぷりそれぞれの世界に浸れる工夫もあり。ただし、あらすじから期待してミステリ的なオチを期待してはダメです。そこをどう纏めているかは本書を読んでのお楽しみ。 あとがきでは「帝都物語」だと言われているが、私個人としては「匣の中の失楽」とか「黒死館」とか「魔都」とかそういったモノがお好きな人は、これも好きなんじゃないかなぁと思いましたね。

Posted by ブクログ