めぐる、めくる、めくるめく 石川県立図書館の新世界

仙田満(編者), 環境デザイン研究所(編者)

• 販売会社／発売会社: 建築画報社
• 発売年月日: 2023/11/22
• JAN: 9784909154729

商品レビュー

2024/09/11

8月30日に放送されたNHKのドキュメント72時間で、石川県立図書館が紹介されていた。
なんて素晴らしい図書館だろうという驚きで、この近くで暮らしたら最高だろうなぁ…なんて思ってしまった。

金沢の大きな図書館で外観も目を惹く。
館内でもゆったりとしたソファや窓から見る景色も素敵だなと。
何より本を選んでいる人たちはみんな楽しんでいるというのが伝わってきた。

思わず、近くの図書館でこの本を借りてきたのだが、こちらは設計、デザインを重視し、とても詳しく解説してある。

外壁のコンクリートパネルが二次曲面となっていて、本をめくるイメージを表現しているというところも拘りのひとつだろう。

入ると思わず天井を見上げるというのもなるほどと思う。
7万冊が一望できるグレートホール。

面陳された本を眺めるだけで、どれほどの時を過ごせるだろうか…。
図書館というより博物館のような…。
しかも温かみのある家具の配置、どこでもくつろげるような空間が広くあって、長く居続けてしまうだろうな…となる。
まさに理想の図書館かもしれない。
行ってみたい図書館だ。

2024/09/01

NHKのドキュメント72時間で、石川県立図書館を拝見。
素晴らしかった。

本書の著者、仙田満さん、ウィキペディアによると、次のような方です。

---引用開始

仙田 満（せんだ みつる、1941年12月8日 - ）は、日本の建築家（東京工業大学工学博士）、環境デザイナー。株式会社環境デザイン研究所会長（創設者）。

東京工業大学名誉教授。専門は、建築学・環境デザイン。1982年（昭和57年）に「こどものあそび環境の構造に関する研究」で東京工業大学より工学博士号を取得。

---引用終了

で、本書の内容は、次のとおり。

---引用開始

「遊環構造」の建築家・仙田満が手がけてきた公共建築の集大成と目される石川県立図書館。2022年7月のオープン以来、全国から来訪者を集める同館の秘密を、豊富な写真、図版や、建築計画・設計・デザイン・運営に携わった関係者のコメントによって解きほぐし、未来の“図書館文化”を展望する。

---引用終了