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ユニット 角川文庫
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佐々木譲(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2023/11/24
JAN 9784041141984

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2024/11/21

*17歳の少年に、最愛の妻子を殺害された真鍋。警察官である夫の暴力に耐えきれず、幼い息子を連れて家を飛び出した祐子。ある偶然から同じ職場で働くことになった2人は、互いに傷を隠しつつも少しずつ交流を重ねていく。しかしある日、真鍋は事件の犯人である少年が出所したことを知る。わずか7年...

*17歳の少年に、最愛の妻子を殺害された真鍋。警察官である夫の暴力に耐えきれず、幼い息子を連れて家を飛び出した祐子。ある偶然から同じ職場で働くことになった2人は、互いに傷を隠しつつも少しずつ交流を重ねていく。しかしある日、真鍋は事件の犯人である少年が出所したことを知る。わずか7年という年月での出所に複雑な思いを抱く真鍋は、次第に犯人への憎悪を募らせていく。一方、祐子にも夫の執拗な魔の手が迫っていた――。少年犯罪と家族のあり方を克明に描き出す、著者渾身の傑作サスペンス* かなりの分量ですが、あっと言う間に読み終わってしまいました。 全く飽きさせないスピード感と展開、お見事です。 悪役がこれ以上ないほどに完璧なので、無条件に主人公側に付けたため、良くも悪くも単純明快な感情移入のまま読了。 主人公たちの詰めが甘い!とやきもきしますが、最後はキレイに収束したので良し。 できればエピローグで続きが読みたかったな。

Posted by ブクログ

2024/10/08

角川の株主優待でもらって読んだ 良かった!時間を作って読みたい本。1日で読み切った。 私の好きなサスペンス。殺人あり。DVあり。そして少しのロマンスあり。子供を連れた妻角脇と子供を殺されたべ。この2人には幸せになってほしい。そしてDVをする夫門脇には怒りを覚えるし、そんなに人格っ...

角川の株主優待でもらって読んだ 良かった!時間を作って読みたい本。1日で読み切った。 私の好きなサスペンス。殺人あり。DVあり。そして少しのロマンスあり。子供を連れた妻角脇と子供を殺されたべ。この2人には幸せになってほしい。そしてDVをする夫門脇には怒りを覚えるし、そんなに人格って歪んだふうに形成されていくものなのかなと思った。

Posted by ブクログ

2024/08/15

根が深い問題や、犯罪被害の影響を克服しようとするようなこと等の社会的な要素を深く織り込みながら、人の繋がりが出来上がって行く様子、壊れて行く様子を考えるような内容かも知れない。紐解き始めると「続き」が気になってしまい、頁を繰る手を停められなくなってしまった。読後の余韻が非常に深い...

根が深い問題や、犯罪被害の影響を克服しようとするようなこと等の社会的な要素を深く織り込みながら、人の繋がりが出来上がって行く様子、壊れて行く様子を考えるような内容かも知れない。紐解き始めると「続き」が気になってしまい、頁を繰る手を停められなくなってしまった。読後の余韻が非常に深い。 複数の視点人物が在り、適宜それらが入れ替わりながらモノが在りが進む。 夫の執拗な暴力に怯え、傷だらけになっていて、5歳の息子を連れて、思い切ってそこから逃れることにした門脇または宮永裕子。 事件当時17歳の少年で在った人物に妻と1歳の娘を殺害されて以来、7年間もそのことで鬱のようになってしまっていて、苦しみながら少し荒んだ暮らしをする真鍋篤。 用事を足しに出た際の一寸した出来事を通じて、真鍋篤や宮永裕子と知り合い、彼らを雇うこととなる工務店経営の波多野正明。 何か妄執に憑りつかれたかのようになっていて、妻に激しい暴力を振るう、辣腕刑事でもある門脇英雄。 7年前の母子殺害事件で、少年事件としては最も重い無期懲役刑になりながらも仮出獄して来たばかりの川尻乃武夫。 これらの5人が主な視点人物となって、物語は展開する。札幌、函館、旭川、小樽というような北海道内が舞台となり、実在している地名が多々出て来る。 余りにも不幸な出来事に心を砕かれてしまったままであった状況から新しい歩みへ踏み出そうとする、傷だらけであった状態からより自然な状況の中で新たな歩みを始めようとする、そういう人達が偶々出会って“ユニット”となって行く動きが生じる。 こういうのに対して、妄執、思い込みで激情に任せるかのように突き進み、以外が一致しそうだと行動を共にし、それを“ユニット”と称するような動きも在る。 作品そのものは「家庭内暴力」という問題が注目された状況、民家に押し込んだ少年が母子を殺害という事件が実際に起こってしまった様子を踏まえ、2003年頃に初登場したそうだ。更に、本作では敵役的な役割の門脇刑事が色々と職務上で暗躍するような場面も在るのだが、本作の少し後から登場する「北海道警察シリーズ」に繋がる感じでもある。 或いは「浄化する魂」というような動きに対し、「腐敗する魂」というような動きが在って、両者の衝突というような様子が本作のクライマックスなのかもしれない。 宮永裕子と息子、真鍋篤、彼らを雇った波多野正明の「その後」は作中で何となく示唆されている。他方、その様子が登場する小説が在れば是非読みたいという感じだ。 主要人物達がぶつかり合う様を通じながら「人生の中で少し大事にしてみたいこと?」というような、静かな問題提起も在るように感じた。広く御薦めしたい!

Posted by ブクログ

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