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トンネルの森1945 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2023/11/24 |
JAN | 9784041137451 |
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トンネルの森1945
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
戦争は我慢の連続だったことがよくわかる。 笑いも冗談も言いづらい、苦しい時代。 継母との関係も苦しそうだった。 明るい角野さんも戦争体験者なのだなと感じた。
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産経児童出版文化賞ニッポン放送賞 先日読んだ同じ作者の「イコトラベリング1948」に先立つ自伝的小説。 東京の下町で生まれ育ったイコは、継母と弟と3人で、田舎の村に疎開するが、学校では東京の言葉をからかわれ、家でも継母とぎくしゃくする。児童文学なのだろうが、戦争中で皆が「欲しが...
産経児童出版文化賞ニッポン放送賞 先日読んだ同じ作者の「イコトラベリング1948」に先立つ自伝的小説。 東京の下町で生まれ育ったイコは、継母と弟と3人で、田舎の村に疎開するが、学校では東京の言葉をからかわれ、家でも継母とぎくしゃくする。児童文学なのだろうが、戦争中で皆が「欲しがりません勝つまでは」と我慢を強いられている世の中で、感情を押さえ込むしかない少女の姿に静かな感動を覚えた。
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太平洋戦争中の、ごく普通の小学生が見て、感じた日常を描いた一冊でした。 毎年、八月になると何かしら第二次世界大戦、太平洋戦争、そして原爆や終戦のことが話題になります。けれど、ここ数年、『はだしのゲン』や『火垂るの墓』のような作品を毎年取り上げるようなことはなくなってきたよう...
太平洋戦争中の、ごく普通の小学生が見て、感じた日常を描いた一冊でした。 毎年、八月になると何かしら第二次世界大戦、太平洋戦争、そして原爆や終戦のことが話題になります。けれど、ここ数年、『はだしのゲン』や『火垂るの墓』のような作品を毎年取り上げるようなことはなくなってきたような印象です。マンネリだと思っているのでしょうか。それとも、毎年のことで食傷気味と感じる方がいるのかもしれません。でも、あの日があった八月に、終戦を迎えた八月に、祖先の霊をお迎えする八月に、それを振り返ることは、意味があるのではないかと思っています。 今回この本を選んだのは、八月だからこそあの戦争のことを題材にしたものを読んでみようと思ったのと、今まで読んだことのない視点での『戦争』を描いた作品に興味があったからでした。 ジブリ映画でおなじみの『魔女の宅急便』の原作を書かれた方の作品であることや、タイトルのどこか不思議な何かにつながるようなイメージも決め手の一つでした。 主人公は、母を亡くし、父と後妻さんと東京の深川で暮らす女の子。おばあちゃん子で快活。父は一度戦地に行ったけれど、戻ってきてからは東京で商いをしている。初めは連戦連勝ですぐに終わるように思われた戦争は、いつまで経っても終わらない。そのうちに東京にもB-29が飛んできて、爆撃されるかもしれないと言われるようになり、疎開をすることになってしまう。疎開先は田舎のボロ屋で、学校までは歩いて一時間と少し。しかもそこには、まっくらな森を通り抜けるトンネルに入っていかなくてはいけない。ただでさえ怖いトンネルなのに、脱走兵が隠れているかもしれないという話まで出てきて……。 話の展開は、驚くほど普通の女の子の生活から始まります。けれど、その普通の日常のそこここに、ごく当たり前のように戦争の影が映り込む。服装も、食べるものも、遊びも。戦時中の、一市民のリアルがそこにある気がして、こんな普通の生活が、戦争によってどんどん歪んでいってしまうのが切なかったです。疎開先で知る東京大空襲のこと。東京に残ったはずの父を探しに飛んで行った義母のこと。どこか遠い国の物語のように感じるほど現実離れしたことが、実際起きているのだとじわじわと理解されていく様子。主人公の女の子を通して、色々な感情を抱えて彼女たちが生きていったことを感じました。 ラストはきっと、八月十五日。 戦争が終わったと知った彼女は、その先をどう生きたのか。改めて人々の生活の中にあった『戦争』というものを、考えさせられる話でした。 今日本が平和でいられるのは、祖先の方々があの時代を生き抜いて、『報復』ではなく、『恨み』でもなく、『平和』を願ってくれたからなのだろうと思います。今も、世界のあちこちで内戦や戦争が絶えない昨今ですが、だからこそ平和を叫ぶ意味を、考えていきたいと思っています。
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