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わたしが誰かわからない ヤングケアラーを探す旅 シリーズケアをひらく
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 医学書院 |
発売年月日 | 2023/11/20 |
JAN | 9784260054416 |
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わたしが誰かわからない
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商品レビュー
4.4
8件のお客様レビュー
おそるおそる、しかし、しっかりと踏みしめるような文章で、心に染みついた。 「わたしの心は言語化されず、行き場をもたないからこそ自由なのだ。」
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とにかく全て真摯に向き合っている。いろいろな感情が沸き起こる。私はヤングケアラーではない、と思うけど、父がアル中で病気で大変ではあった。ただみんなの父親より家にいたので、よく一緒に話してた兄のようでもあった。酷いこともあったけど、良いこともあった、そんな日々を思い出した。
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本書の裏帯に「」自他の境界線をめぐる冒険的セルフドキュメント!」とあるが、その通りの書である。「ヤングケアラー」という言葉が広まっているが、何となく座りが悪い。そのような子供たちに目が向けられる視点は良いと思うが、言葉できていしまうと、その本質や多様性がぼやけてしまう。精神疾患の...
本書の裏帯に「」自他の境界線をめぐる冒険的セルフドキュメント!」とあるが、その通りの書である。「ヤングケアラー」という言葉が広まっているが、何となく座りが悪い。そのような子供たちに目が向けられる視点は良いと思うが、言葉できていしまうと、その本質や多様性がぼやけてしまう。精神疾患の母親を抱えて育ってきた著者が、自身の出産を契機に「ケア」の本質に迫っていく「セルフドキュメント」で言葉では一言では言い表しにくい。ただ「ケア」は自他境界線が曖昧になる部分だけ、そこには支配や抑圧、そして暴力が生まれることはあり、その曖昧な関係性に耐え続けるネガティブ・ケイパビリティが必要になる。そのことを実感した読後感であった。
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