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赦しへの四つの道 新☆ハヤカワ・SF・シリーズ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2023/11/15 |
JAN | 9784153350625 |
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赦しへの四つの道
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赦しへの四つの道
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商品レビュー
3.2
6件のお客様レビュー
奴隷制度と女性蔑視 階級社会 女性の束縛からの解放は、実は、現実でもそんなに古い話ではない。 例えば女性の選挙権が世界で認められたのは、先進国と言われる国々を含めても、概ね20世紀に入ってからで、日本やフランス、イタリアは大戦後ようやく始まった。 作者はアーシュラ・K・ル・グ...
奴隷制度と女性蔑視 階級社会 女性の束縛からの解放は、実は、現実でもそんなに古い話ではない。 例えば女性の選挙権が世界で認められたのは、先進国と言われる国々を含めても、概ね20世紀に入ってからで、日本やフランス、イタリアは大戦後ようやく始まった。 作者はアーシュラ・K・ル・グィン ジブリの映画でお馴染み『ゲド戦記』の作者。 かつて児童文庫として全巻読んだけど、難解で、よく映画化を決断した(不評だった)と思った。 SF……確かに「ここではないどこか」を描いているが、どこか古代オリエント遺跡の図鑑を見ているよう。 でも、次の瞬間.“今の人”をリアルに描く。女性の目線、しかも結構赤裸々な、もう童話ではない。 カタカナ文字を理解しながら読むのがタイヘンだったけど、最後の「ある女の解放」まできて、頑張って読んだ甲斐があった……少しだけと……。
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分断の物語。性別、持つものと持たざるもの、その入れ子構造、オールドメディアとネット。ネットについては1990年代の知見ということで、先見性というべきか偏見というべきか。 『帰還』というブービートラップが大爆発して再起不能に近い傷を負わせられながらもなお読み続けているのは、ゲド戦記三部作+『風の十二方位』や『夜の言葉』、『闇の左手』に受けた好ましい衝撃よ再びと望んでいるからに違いない。しかし、出会えない。 『西のはての年代記』でもそうだったが、物語というより設定語りという印象が強い。本書においては各編後半には物語になるとしても、導入の設定語りがどうにもあわない。 本書に収められている四篇のうち三篇を読み終えたあとの『ある女の解放』に感じられた読みやすさは、それ以前の説明で十分に世界に慣れたためだろうと思われる。 SF的な観点で言えば、1990年代の創作に後知恵でつっこむのも野暮だが、ハードウェアを無批判に受け入れているのに対し、ネットやそこにある情報を含むソフトウェアとは反発しあっているように見えること。 このゆえか、惑星間植民を成し遂げた文明がもつであろう諸テクノロジーがアンバランスに見える。
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ル・グインはすごい。エッセイを読んだ時にも思ったけれど。 「ハイニッシュ・ユニバース」というシリーズがあって、これは『闇の左手』や『所有せざる人々』を含む宇宙年代記なのだそうだ。本書の4篇もその世界の惑星での物語。 『闇の左手』は、昔図書館にあってタイトルだけ見知っていた…読...
ル・グインはすごい。エッセイを読んだ時にも思ったけれど。 「ハイニッシュ・ユニバース」というシリーズがあって、これは『闇の左手』や『所有せざる人々』を含む宇宙年代記なのだそうだ。本書の4篇もその世界の惑星での物語。 『闇の左手』は、昔図書館にあってタイトルだけ見知っていた…読めばよかった。いや今からでも読めばいいのか。 解説に「あの格調高い小尾芙佐氏の訳文をふたたび目にして感涙にむせんだのは、私だけではないだろう」とある。そうなのか!
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