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ウイグルを支配する新疆生産建設兵団 東トルキスタン秘史
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ウイグルを支配する新疆生産建設兵団 東トルキスタン秘史

ムカイダイス(著者)

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ウイグルを支配する新疆生産建設兵団 東トルキスタン秘史

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ハート出版
発売年月日 2023/11/13
JAN 9784802401609

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2024/09/23

新疆生産建設兵団という組織は、正直この本を読むまで知らなかった。 この本では東トルキスタンが中華人民共和国ないしは中国共産党の支配化に置かれるまでの歴史的経緯や重要な事件などを文献などに基づいた調査から、一般の人にも読みやすくまとめられている。 中国は東トルキスタンに対して理想...

新疆生産建設兵団という組織は、正直この本を読むまで知らなかった。 この本では東トルキスタンが中華人民共和国ないしは中国共産党の支配化に置かれるまでの歴史的経緯や重要な事件などを文献などに基づいた調査から、一般の人にも読みやすくまとめられている。 中国は東トルキスタンに対して理想的な自治を提示しながらうまく取り込み、あらゆる工作をしかけて中国の版図に組み込んだ。 状況証拠中心になるが東トルキスタンリーダーの不審な飛行機事故死は特に無視することはできない。 新疆生産建設兵団は中国支配を確実にするための準軍事的組織であり、軍、政、企業等の機能を有している。 当書でも触れているが、新疆生産建設兵団はジェノサイドを含めて東トルキスタンの中国化を進めている。 当書に付随して考えさせられることは、東トルキスタンの問題は日本にとって無関係ではないということである。 古来から中国は王朝に力があれば西方含めて辺境に勢力を拡大し、王朝に力がなければ中原にとどまり、その時代により勢力図は伸び縮みしている。 今、西方の東トルキスタンの支配を強固に進めているのは、中国共産党の勢力が強いことはもちろんのこと、人民を養い、国力を維持する使命が前提にある。 この拡大は中国にとっての辺境の各方面に向けられるのは間違いない。 そして、中国がこうした支配を進めるにあたり、理想的な思想をほのめかすこと、キーパーソンの切り崩し工作をすることを忘れないようにしなければならない。 帝国主義はなにもあからさまな軍事侵攻のみではなく、形を変えて今も残っている。 民族の誇りを守るために立ち向かっている東トルキスタンの方々を日本人はあらためて注目する必要がある。

Posted by ブクログ