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古書の来歴 創元推理文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2023/11/13 |
| JAN | 9784488216078 |
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古書の来歴
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商品レビュー
3.9
10件のお客様レビュー
ハダガーとは、ユダヤ教徒が過越の祭りで読む祈祷書である。 中世のスペインで作られたこの手書きの本が紛争ただ中のサラエボで発見される。 文書と戦火をくぐり抜け、この本は何百年も生き延び、サラエボまで流 れてきた。 羊皮紙に染み込んだワインと血の染み、ページに挟まった蝶の羽が手...
ハダガーとは、ユダヤ教徒が過越の祭りで読む祈祷書である。 中世のスペインで作られたこの手書きの本が紛争ただ中のサラエボで発見される。 文書と戦火をくぐり抜け、この本は何百年も生き延び、サラエボまで流 れてきた。 羊皮紙に染み込んだワインと血の染み、ページに挟まった蝶の羽が手がかりだ。 スペインからサラエボまでの空間軸と中世から現代までの時間軸とが折り重なって語られる。広大な世界に引き込まれた。 この極上のミステリーは、私にヨーロッパの西から東まで、15世紀から現代まで、旅をさせてくれた。私のごく狭い世界ではとても得られない体験である。読書の醍醐味であろう。 なぜユダヤ教がこんなに排斥されるのか、ユダヤ教とキリスト教の違いがよくわかった(スマホで検索しただけだけど)。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
初対面の人間と肉体関係を持つその早さ! ただ事ではないなと思ったらやっぱりただ事ではなかった。 現在のパレスチナのことを思うと、没入して読むことは難しい。 時代描写から、日本の外国人嫌悪の空気に重なるものも多く感じられた。 これを単なる歴史ロマンとは読ませない状況に更になりつつあると思う。
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スペイン、ヴェネツィア、ウィーン、サラエボを渡ってきた、伝説の古書『サラエボ・ハガダー』500年の旅を遡っていくミステリー。 1990年代の古書鑑定士が例の古書に付いている、蝶の羽やらワインのシミやら何かの毛を専門家に鑑定依頼していく。 証拠品の鑑定結果が次の章の引きとなって、...
スペイン、ヴェネツィア、ウィーン、サラエボを渡ってきた、伝説の古書『サラエボ・ハガダー』500年の旅を遡っていくミステリー。 1990年代の古書鑑定士が例の古書に付いている、蝶の羽やらワインのシミやら何かの毛を専門家に鑑定依頼していく。 証拠品の鑑定結果が次の章の引きとなって、それが古書に挟まった土地と時代のストーリーが展開されていく構成。 1990年代から1800年代、1600年代、1480年代まで徐々に遡っていくわけだけど、最初はわからなくても、徐々につながりが見えてくる。この名前どこかで見たなー、あの人の知り合いがこっちの話に登場している、みたいな気を抜けば読み飛ばしてしまいそう。 それぞれの時代のストーリーが濃厚で、焚書や紛争、アウシュビッツ、激動の時代を生きていた登場人物たちそれぞれのストーリーが良かった。ユダヤ人迫害の時代だから残酷さがある。 例の証拠が本に付着するところまで進んだら、まだ続きそうなところで話が終わってしまい、また1990年代の話に戻る。厳しい時を生きていた各人のストーリーが濃かっただけに、その人たちの続きがすごく気になるんだけどなー。 最後の方はちょっとほっこりする場面もあったり、裏切りが…裏切りがあったりしたけど、救われる感じもあった。
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