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出久根達郎の古本屋小説集 ちくま文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2023/11/13 |
| JAN | 9784480439161 |

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出久根達郎の古本屋小説集
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商品レビュー
3.6
5件のお客様レビュー
タイトルには"小説集"とあるが、本当にこれらは小説なのか…? と読了まで信じきることができなかったほど、ほぼエッセイ。 私小説、がいっぱいいっぱいか。 ナンセンスなカテゴライズはともかく、酸いも甘いも噛み分けた、まさにその道のプロフェッショナルが古書店業界の...
タイトルには"小説集"とあるが、本当にこれらは小説なのか…? と読了まで信じきることができなかったほど、ほぼエッセイ。 私小説、がいっぱいいっぱいか。 ナンセンスなカテゴライズはともかく、酸いも甘いも噛み分けた、まさにその道のプロフェッショナルが古書店業界の表裏を様々明かしながら綴るドタバタ劇、あるいは心温まる小話は、本が好きな者にとっては単純に読んで面白い。 なるほどこんなからくりがあったのか、こんなビジネスモデルで成り立っていたのか、古書店主に求められるのはこんなスキルだったのか、等と膝を打つ箇所も多くあるのだが、はてと冷静に考えてみると、おそらくは2025年の今となっては、それらの"かつての常識"はことごとく絶滅していることと思う。 デジタル化が進み、スキームが合理化され、確かに利便性が高まったところも多々ある他方で、人間の手による可塑的な仕事が活躍する場が激減し、時に深い味わいを醸し出す機微のようなものもまた、風前の灯火である。 この業界に限らず、真のプロフェッショナルという存在がもはや絶滅危惧種になっている、と本書を読んでいてしみじみと感じた。
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古本を媒体として人の業を描く。書籍売買の斡旋を業とする回し屋2人と一部の稀覯書をめぐる騒動(腹中石)、老人の戦中の思い出を探る依頼から意外な結末に至る(そつじながら)、廃品回収の「クズ屋さん」をめぐる人間模様(背広)など、一筋縄ではいかない登場人物が印象的。
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古本と古本屋がテーマの短篇小説集。1990年代までに書かれたもののアンソロジー。エッセイに近いものからいかにも小説というものまで。いずれにせよ著者の古本屋としての経験が元になっていると考えられる。
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