1,800円以上の注文で送料無料

食料危機という真っ赤な嘘
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

食料危機という真っ赤な嘘

池田清彦(著者)

追加する に追加する

食料危機という真っ赤な嘘

定価 ¥1,870

¥1,375 定価より495円(26%)おトク

獲得ポイント12P

在庫わずか ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ビジネス社
発売年月日 2023/11/01
JAN 9784828425733

食料危機という真っ赤な嘘

¥1,375

在庫わずか
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/12/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

減反が食料自給率を下げた。米を作りすぎたら補助金をつけてでも輸出するべきだった。いざとなれば自国民の食料になる。世界の食料問題にも貢献する。 トウモロコシの60%以上は飼料用。 肉(タンパク質)は不足する。昆虫食の勧め。 米、イモ、昆虫、時々養殖魚か鶏肉、いつかは培養肉。 カモシカは、鹿というより牛の仲間。うまい。 タヌキ汁のタヌキは、アナグマ。 動物は恐怖心を与えると肉がまずくなる。今のとさつ技術は、失神させて血を抜く。 1960年代くらいまでは長野県でカラスを食べていた。カラスは狩猟鳥。取っていい時期と場所が決められている。 遺伝子組み換え作物は怖くない。農薬のほうが怖い。宍道湖でネオニコチノイド系農薬のせいで、ミジンコなどがいなくなり、ウナギやワカサギがいなくなった。ヨーロッパでは禁止されている農薬。 成長促進目的の抗生物質を食べている牛や豚。EUや台湾は禁止。アメリカ、オーストラリアの牛肉が安い理由。 MRSAは抗生物質がきかない。抗生物質の耐性菌。 チリの養殖サーモンは抗生物質漬け。 政府の「みどりの食料システム戦略」は実現不可能。SDGSに似ている。やっているふり。 人類はもともと雑食。ただし腸の長さから見ると肉食に近い。 古代ギリシャではバッタは鶏肉として食べられていた。 日本でも、蜂の子、カミキリムシの幼虫、イナゴ、カイコのさなぎなどが食べられていた。カイコ以外は養殖に向かない。 日本の魚介類の半分は外国産。 養殖魚は薬漬け。ノルウェー産はまだ少ない。 無毒フグは厚労省が認めない。 シロナガスクジラを取りすぎたおかげでミンククジラが増えて、保護してもシロナガスクジラは増えない。エサのオキアミが共通だから。 培養肉の前に大豆ミート、微生物タンパク。 人口窒素肥料によって、富栄養化、赤潮の原因になった。

Posted by ブクログ

2023/11/19

タイトルのみをネットで見て衝動買いしてしまった本です。食料自給率の低い日本でどのように近い将来に予想される食糧危機にどのように取り組むべきかについて書いてあるのだろうと期待を持って読みました。結論としては、私たちが慣れてしまった食生活を見直して、本来(明治維新以前)の食生活に立ち...

タイトルのみをネットで見て衝動買いしてしまった本です。食料自給率の低い日本でどのように近い将来に予想される食糧危機にどのように取り組むべきかについて書いてあるのだろうと期待を持って読みました。結論としては、私たちが慣れてしまった食生活を見直して、本来(明治維新以前)の食生活に立ち返ろう、というものです。 和食中心の食生活という言い方もできますが、筆者が強調しているのは昔の人は普通に食していた「昆虫食」の薦めでした。他にも、家畜を殺さないで培養した肉、合成肉等の紹介もありましたが、最も環境に優しくて日本が取り組むことができるのは「昆虫食」のようです。そういえば80歳を過ぎた母が子供の頃は、田んぼに発生する「いなご」をとって食べていたという話を思い出しました。 昆虫をその姿のまま食べるとなると抵抗がありますが、私たちが食べている肉や魚も、本来の姿をとどめているとはいえない形で毎日のように食べているので、この本で紹介されている「コウロギパウダー」あたりから始めることはできるかもしれないなと思いました。 以下は気になったポイントです。 ・2022年度の一人1日の供給カロリー2260kcalで、国産供給カロリーは850なので自給率は37%、生産額ベースでは58%である、飢えに直面したときに問題になるのは摂取カロリーである(p13)戦争に負けた瞬間1946年の食料自給率は88%であったが、輸入食品が十分に入ってこないので国民の多くは腹をすかせていた(p17) ・日本の減反政策は1970年から2018年まで48年間続けられてきた、これが食料自給率が38%まで落ち込む元凶であった、減反政策後も水田の畑地化への支援制度は続いていて米の生産量は減少傾向にある(p19)一部の農家にとっては米の価格を高いままでキープ、そして米を作らないで税金がもらえた良い制度であった(p22) ・食料輸出の最大の利点は、いざとなればこれが自国民の食料になること(p25)ロシアが1年半を経過してもまだあの不毛な戦争を続けられるのは、エネルギー自給率が200%近くあり、それを海外に売って戦費を調達しているのと、食料自給率が高いから(p31) ・前回の南海トラフ巨大地震は1946年に起きた(昭和南海地震)、そのとき1m15センチ隆起して徐々に戻ってきた、それがちょうど元に戻るのが2038年である、それに誘発される形で富士山も噴火すると言われている、1707年の宝永南海トラフ地震では49日後に富士山が噴火活動を始めている(p33) ・牛の場合生体1キロ作るのに飼料は10キロ、豚は5キロ、鶏は2.5キロ、しかも卵を産んでくれる、養殖魚は3キロなので、タンパク質の自給自足には、養鶏と養殖に力を入れるべきである(p45)食料が輸入できなるとすると、1)養殖に頼らないタンパク源開発、2)飼料をあまり使わないコスパの良いタンパク源を養殖することになる、前者は「培養肉」後者は「コオロギ」である(p60)生体1キロにむくまれるタンパク質の割合は、牛8豚=鶏12、コオロギ16%である(p123) ・日本の未来を救う日本人の食生活は、米・芋・昆虫・時々養殖魚・養殖鶏肉、いつかは培養肉(p63)江戸時代くらいまで、多くの日本人はタンパク質の大部分を魚と虫から摂って食べていた(p64)675年に天武天皇が「牛・馬・犬・猿・鶏」の明確な肉食禁止令をはじめて発布した、これは仏教の考えに基づいているが、本当の狙いは「稲作」であった、牛や馬は米を作るのに欠かせない(p66) ・2018年に日本はIWC(国債捕鯨委員会)から脱退を発表、2019年に脱退し商業捕鯨を再開した(p77) ・タピオカの原料のキャッサバという作物には青酸が入っているので生でたくさん食べると死んでしまう恐れがあるが、タピオカが無毒なのは収穫したのちに毒を抜いて粉にしているから(p91) ・シロナガスクジラを増やすにはどうすれば良いか、ミンククジラを獲ればいい、ミンク鯨たちが食べていたオキアミが余るので、その分、今度はシロナガスクジラが繁殖できる余裕が生まれる(p198) ・光合成のための光源には電気エネルギーが必要で、それを生み出すには当然コストがかかる、このコストが自然農法よりも高いうちは野菜工場は普及しないだろう。そこで期待されるのが核融合発電である(p215) 2023年11月16日読了 2023年11月19日作成

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品