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怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
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怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ

森合正範(著者)

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怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2023/10/26
JAN 9784065337486

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商品レビュー

4.5

41件のお客様レビュー

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2025/06/16

. 「井上尚弥という人は、すごいボクサーである」と自分が知ったのは、彼が世界チャンピオンになってそれなりの月日が経った後でした。 ボクシングの試合が地上波のテレビで放映される機会も減り、井上の試合を見ようと思っても、なかなか見られないということも知りました。 このボクサーはど...

. 「井上尚弥という人は、すごいボクサーである」と自分が知ったのは、彼が世界チャンピオンになってそれなりの月日が経った後でした。 ボクシングの試合が地上波のテレビで放映される機会も減り、井上の試合を見ようと思っても、なかなか見られないということも知りました。 このボクサーはどのような能力を持っているのか、どこがすごいのか。 知りたいと思っていたところ、この本を書店のスポーツ関連書籍のコーナーで見かけました。 気になりつつそのままになっていましたが、Audibleにラインアップされていたので、聴くことにしました。 著者は新聞社の記者。 ボクシングなどの格闘技が好きで、学生時代には後楽園ホールでアルバイトをしていたとのこと。 記者として、井上尚弥の試合結果を伝える立場になりましたが、この選手の「すごさ」を、自分が十分に伝えられていないと悩んでいたそうです。 この課題に取り組みたいと考えた著者は、井上と対戦して敗れたボクサーに、話を聞いてまとめるという方法を選びます。 本書は、執筆時の2023年以前に、井上と対戦して敗れたボクサー(もしくは関係者)への、インタビューがまとめられています。 著者が質問しているのはおおよそ、以下のようなこと。 ・どのように、ボクシングという競技に出会ったのか ・井上と対戦するまで、どのようなボクシング歴を歩んできたのか ・井上戦はどのような試合だったのか ・対戦後、どのような生活を送っているか 日本人としては最も少ない試合数で、世界チャンピオンになった井上。 取材を受けた選手の多くは、元世界チャンピオンだったり世界ランカーだったりと、この世界でもトップクラスの人たち。 そんな彼らの多くが、井上のことを「特別な選手」と言っています。 パンチ力、スピードなど、ボクシングに必要とされる各要素が、全て揃っている。 そして、プロデビュー時にすでに高いレベルにあった井上の実力は、それ以降も急激なスピードで、上昇していると言います。 「モンスター」という井上の称号は、額面通りに受け取って良いのだなと、理解しました。 インタビューを受けたボクサーの多くが、(負けてはいながらも)井上と対戦したことに誇りを持っていることにも、井上のすごさを感じました。 「お金を稼ぎたい、有名になりたい」という人は、井上との実力差を感じると早々に、試合を諦めてしまう。 「自分自身に、負けたくない」という人や、家族や周囲の人の期待を背負っている人は、打たれてもなんとか、持ちこたえようとする。 ボクシングに取り組む姿勢は、試合にも出てしまうのですね。 この点は、井上との対戦後の生活にも現れているように感じました。 自暴自棄になってしまい、生活が乱れたボクサー。 井上戦の経験を生かし、世界チャンピオンになった/返り咲いたボクサー。 著者は取材を開始する前、相手に嫌な思いをさせないか、聞きたい話を引き出せるか、不安を抱いていたそうです。 しかし、どの取材対象者も、質問にしっかり答えてくれ、取材後に連絡を取り合っている人もいるそうです。 井上というボクサーのすごさもありますが、相手の立場や心情に配慮して話を聞くという著者の姿勢が、この本の内容に厚みを持たせていると、感じました。 スポーツ関連のノンフィクションは久しぶりでしたが、胸を熱くさせてもらえますね。 今後も、気になったスポーツ関連書籍は、積極的に読んでいこうと思います。  .

Posted by ブクログ

2025/05/06

デビュー戦から試合は欠かさず見ていたので、試合内容もなんとなく覚えているし、対戦相手もだいたい覚えていたのでより楽しく読めました。勝利した井上の方に意識向けちゃうけど、敗れた対戦相手にも物語があるんですよね。そちらの物語にしっかりフォーカスを当てた、とても良いノンフィクションです...

デビュー戦から試合は欠かさず見ていたので、試合内容もなんとなく覚えているし、対戦相手もだいたい覚えていたのでより楽しく読めました。勝利した井上の方に意識向けちゃうけど、敗れた対戦相手にも物語があるんですよね。そちらの物語にしっかりフォーカスを当てた、とても良いノンフィクションです。 個人的に田口、ナルバエス、ドネアの章が好き。田口やドネアは他の試合も見ていたし大好きな選手。でもナルバエスは井上戦しか試合を見た事なかったし、よく知らなかったのでこの本読んで解像度上がりました。魅力的なチャンピオン。感想を書いていて私の好みのチャンピオン像が分かりましたw真面目で謙虚でコツコツタイプが好きなんですね。 昨日の試合も凄かった!2025.5.5ラスベガス。 まだ怪物で居続けてくれている。今回の対戦相手も素晴らしかった!リアルタイムで日本ボクシング史上最高傑作の井上尚弥の試合をまだ見れる…。最高!

Posted by ブクログ

2025/03/19

なるほど、対戦相手を取材することによって、井上尚弥の凄さが浮き彫りになるとは…これは正に目からウロコですね。 読んでいて何度か、感動のあまり、涙してしまいました。

Posted by ブクログ