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根っからの悪人っているの? 被害と加害のあいだ あいだで考える
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 創元社 |
| 発売年月日 | 2023/10/01 |
| JAN | 9784422360157 |
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根っからの悪人っているの?
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商品レビュー
4.3
38件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
学生と作者、ゲスト(元受刑者や犯罪被害に遭った当事者)の対話記録。 皆で輪になって、経験や疑問を素直に話し合うもの。 自分とは違う境遇だった方と対話をしても、素直に、柔軟に受け取り対話ができる学生さんたちも素晴らしかったです。 悪さをする人は、根っから悪い人なのか? 今までの人生の背景にはどんなことがあるのか? 日々、気分が落ちてしまうような事件の報道が続いていますが、与えられた情報をそのまま受け取り、「この事件最悪だね」で終わるのではなく、その背景には何があったのだろうと考えられるようになった作品でした。 犯罪被害に遭われた方との対談も新鮮でした。 (被害者の言葉を聞ける機会はなかなか無いので、、)
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難しい。読むのにとても精神力が要る。でも、読まなければと思う。 ここ最近、矢のように降りそそぐ加害のニュースに自分の世界を埋め尽くされそうで、図書館で目にしたこの本を思わず借りてきてしまった。 四人の十代の若者が、元加害者と被害者と語り合う対話を元にした本。 著者は刑務所を舞台...
難しい。読むのにとても精神力が要る。でも、読まなければと思う。 ここ最近、矢のように降りそそぐ加害のニュースに自分の世界を埋め尽くされそうで、図書館で目にしたこの本を思わず借りてきてしまった。 四人の十代の若者が、元加害者と被害者と語り合う対話を元にした本。 著者は刑務所を舞台にした映画『プリズン・サークル』を作った坂上香氏。 『プリズン・サークル』は国と民間が協働運営する男子刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」で始まったTC(回復共同体)というプログラムを二年間撮影したドキュメンタリー映画である。 四人の受刑者を中心に、彼らがいろいろな助けを得て自分の生い立ちや犯罪を振り返り、自分の言葉で語れるようになっていく様子を撮影している。 そして、この本で対話に参加する元加害者はこの映画の中で立ち直っていった人たち。 一方で、参加する被害者は十七歳の少年が行ったバスジャック事件で友人を亡くし、自分も大怪我をした山口由美子さん。 まだ十代の若者たち(十五歳の少年もいる)に、元加害者のリアルな経験や生い立ちを聞かせてもいいのかなと思ったけど、四人ともとてもしっかりして受け入れていた。元加害者に共通していたのは、犯行時やそれ以前は感情の動きや揺れがほとんどなかったこと。怒りはあっても、その要因になった寂しさが感じ取れない。喜びやワクワク感など、認識したことが無い感情がいっぱいあったという。 そして、そう育たざるを得なかった環境があった。 四人の若者たちは、自分たちが感じてきた寂しさなどを思い出して、共感を示していた。すごいことだと思う。TC(回復共同体)を通じて、元加害者は他者に共感を促せる話し方ができるようになっていたのだ。感情が育ち、動くようになってきて初めて、犯した罪に対し大変なことをしたという実感が湧くようになったという。 一方、山口由美子さんの経験も壮絶だった。彼女はたくさんの時間をかけて傷を癒し、わずかながら賠償も受け、犯人の少年と対面し、謝罪をしてもらった。そして、これがもっと被害者にとって当たり前と言えるような制度が必要だと訴える。 希望する人には、元加害者と被害者の対面を実現させ、謝罪してもらい、被害者が自分の自信と正当性を取り戻すこと。元加害者が自分の言葉で加害に至った感情を語り、反省し、謝罪すること。驚くことに、これらは法令で定められていない。 この対面の場を実現するためにも、加害者たちの回復プログラムは必要なのだ。 最後に四人の若者たちが「根っからの悪人っているの?」という問いに対して、自分の言葉で話していたのがとても良かった。いないと思う、と言う人もいれば、話してみないうちから悪人とは決めつけられないという人もいた。まだ対話してない、共感できるところがあるかもしれないと。 対話が、可能だということ。 それこそ、加害者たちが受け取れなかったものだ。更生や回復には、まずそのラインまで彼らを押し上げなければならないと思う。被害者支援と合わせて、課題は多い。 四人の中に、広場についてずっと考えていたという子がいて、すごくいいなと思った。 人と人の間にある空間。そこはみんなの対話の場や癒しの場で、今公園なんかを取り壊す活動が増えているけれど、もっと増やすべきだと思っているそうだ。 とてもいい意見だと思った。
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著者の坂上香という方、「プリズンサークル」という映画で知った方です。ボクは彼女の視点に共感しています。あほブログにあれこれ書きました。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202508110001/
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