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死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2023/10/06 |
| JAN | 9784309467924 |
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死に山
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商品レビュー
4
19件のお客様レビュー
〈雪崩、吹雪、殺人、放射線被曝、脱獄囚の攻撃、衝撃波または爆発によるショック死、放射性廃棄物による死、UFO、宇宙人、狂暴な熊、異常な冬な竜巻などなど。強烈な密造酒を飲んで、ただちに失明したせいだという説まである。(中略)自称懐疑主義者ですら、この複雑な謎を解明して科学的に説明し...
〈雪崩、吹雪、殺人、放射線被曝、脱獄囚の攻撃、衝撃波または爆発によるショック死、放射性廃棄物による死、UFO、宇宙人、狂暴な熊、異常な冬な竜巻などなど。強烈な密造酒を飲んで、ただちに失明したせいだという説まである。(中略)自称懐疑主義者ですら、この複雑な謎を解明して科学的に説明しようとして、陰謀論や偽情報の網の目にからめとられている。〉 一九五九年初めの冬、ウラル工科大学の学生とOBによって作られた雪山登山のグループが、出発して十日後の夜に、〈なにかが起こって〉メンバー全員がテントを飛び出し、十キロ半ほど離れた場所でほとんどが服も着ずに異様な状態で死んでいた。リーダーの名前を取って、今では公式に、〈ディアトロフ峠〉とも呼ばれている場所。あそこで、あの日、何が起こったのかを追っていくノンフィクションです。 数多の陰謀論まで飛び出る事件を調べ直す著者が、丁寧に様々な可能性を排除していきながら、もっとも可能性が高いと思われる考えにたどり着くまでが描かれています。超常現象の可能性を排除する、という姿勢を取りながらも、それを選ぶのはすべてを検討したうえで一番最後だ、と完全に否定はしていないところに真摯さを強く感じました。
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※このレビューにはネタバレを含みます
1959年2月、ソ連で起きた学生たちの謎の冬山遭難事件。冬山のトレッキングには慣れている9人の学生が遭難した。全員がテントの外で、暖かい衣服や靴も履かずにバラバラな場所で遺体で見つかった。直接の死因は低体温症がほとんどなのだが、なぜベテランの学生たちが冬山の戸外で防寒もせずにいたのか…? 2012年、米国人の作者は、この事件の真相を求めて舞台となったロシアの山を訪れる。 学生たちが冬山の夜にテントの外へ飛び出した原因は、事件当時ではわからなかった気象現象が原因だった。まさに、事実は小説より奇なり、であった。
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生存している遺族・関係者への取材、公開されている当時の捜査資料、現地での体験を基に陰謀論に塗れた怪事件の真相に迫る傑作。 遭難者の日記や写真を基に語られるトレッキング旅行の生き生きとした描写は青春小説のようでもある。
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