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銀行マンの凄すぎる掟 クソ環境サバイバル術
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | さくら舎 |
発売年月日 | 2023/10/05 |
JAN | 9784865814019 |
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銀行マンの凄すぎる掟
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商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
銀行員以外に刺さるのかわからないが、銀行員の若手から中堅にはまぁまぁ刺さると思う。 逆に、理解ができないという受け手側にも問題があると思う。 なるべくなら辞めて欲しくはない、という気持ちも伝わった。
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# 銀行マンとして生き抜くためのTipsとその生態系 ## 面白かったところ - 別の世界線で自分が歩むかもしれなかった、世界が文章を通して想像できて良かった - 「世界を変えられないから、自分を、周りを小さく変えていく」という実にミニマムな思考がとても勉強になった - ...
# 銀行マンとして生き抜くためのTipsとその生態系 ## 面白かったところ - 別の世界線で自分が歩むかもしれなかった、世界が文章を通して想像できて良かった - 「世界を変えられないから、自分を、周りを小さく変えていく」という実にミニマムな思考がとても勉強になった - 不機嫌おじさんの生存戦略がとても面白かった ## 微妙だったところ - 特になし ## 感想 リアル過ぎる銀行の中の人の話。特に面白かった内容が2つあって、一つが不機嫌おじさんの生存戦略。不機嫌な人の周りは、この不機嫌おじさんの所為で不利益を被っているが、当の本人にはどんなメリットが有るのか? それは、「不機嫌であるからこそ周りから配慮される利益を享受している」点だという。なるほど。自分が不機嫌であることに掛かるコストは低くて周りが気を遣ってくれるメリットは確かにある。この不機嫌戦略が罷り通るのは、終身雇用の慣習があるからだと著者は主張していて、完全に理解した。 自分が働いている職場にこんな面倒な人はいないし、居たとしたらすぐに追放されるだろう。それは人材の流通が激しい業界であり、本当に実力のある人が評価される世界だからだろう。不機嫌でいられるのは、会社が不機嫌マンに給与を支払ってくれる環境に問題があると言わざるを得ないだろう。 もう一つは、「自己成長としての胡麻擂り戦略」である。たまに接触する上司に対して、やけに胡麻擂りをする人間は存在する。彼らをよく思わない人も多々いるだろうが、胡麻擂りにも道があるそうだ。 胡麻擂りをするには、胡麻を選ぶ必要があり、胡麻を擂る技術が必要だ。上司に対してどんな話(胡麻)をして、自分が使える人間だとどのように説明するか(擂る技術)が求められる。まともな上司は胡麻擂りを通じて、数字以外の営業マンとしての力を測ることができるのだろう。 銀行の中の人ということもあるのだろうが、みんながしない競争を独占市場で行うという視点でみるとかなり優位な戦いと言える。 自分と無縁な本にこそ、このような回り回って使えそうな手練手管が詰まっていて大変勉強になる。
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「叱責をガバナンスのツールとして使う上司と一緒に仕事をするのは、災害みたいなものです。ですから、つねに避難先を準備しておく必要があります。つまり、いざとなれば転職できる状態にしておくことはとても重要です。」(63頁)は、「第1章 逃げる?流す?闘う?会社に巣くうモンスターへの対処...
「叱責をガバナンスのツールとして使う上司と一緒に仕事をするのは、災害みたいなものです。ですから、つねに避難先を準備しておく必要があります。つまり、いざとなれば転職できる状態にしておくことはとても重要です。」(63頁)は、「第1章 逃げる?流す?闘う?会社に巣くうモンスターへの対処法」の一節である。 本書のサブタイトル『クソ環境サバイバル術』とあるように、毎日朝になると出勤するのがイヤになる銀行員のための生き方の書である。その最初の章に、この問題を取り上げたのは誰しも納得するところだろう。 モンスターは、パワハラ人間、武勇伝語り人間、かたがき至上人間、不機嫌人間や、部下の成長を待てない治世欠落上司などが並ぶ。 それぞれのモンスターとの付き合い方が解説(?)されているのは、サバイバルのために、何よりもこれが重要だからであろう。 第2章では、「脱マンネリ!予定調和の日々をくつがえす法」が説かれる。ここでは、「お前の代わりはいくらでもいる」というかなのきつい叱責を受けたときの受け止めがコーチされている。これは、すなわち「お前じゃないとできない仕事はない」ということで、これこそあるべき会社の状態であり、目指すべき場所であると断じる。 世にサバイバル術を説くノウハウ本は多いと思うし、それなりに需要があるジャンルと思うが、本書は、実に面白い。 著者は現役銀行員とのことだが、今後のご活躍を切に願うと共に、本書の内容が銀行内で問題になって居づらさを感じるようなことのないことを願う。仮にそうなっても、この著者であれば、難なく乗り越えられるのではないかと思う。
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