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感情の民俗学 泣くことと笑うことの正体を求めて
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | イースト・プレス |
| 発売年月日 | 2023/09/26 |
| JAN | 9784781622460 |
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感情の民俗学
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
「感情ってなんなんだろう」と考えていたときに本書を手に取った。タイトルにある「泣く」と「笑う」だけでなく、「焦れる」「キレる」「残酷」「ウソ」など、私たちの日常にあるさまざまな感情が、民俗学の視点から掘り下げられていく。 なかでも印象的だったのは「かわいい」の章。かつてこの言葉...
「感情ってなんなんだろう」と考えていたときに本書を手に取った。タイトルにある「泣く」と「笑う」だけでなく、「焦れる」「キレる」「残酷」「ウソ」など、私たちの日常にあるさまざまな感情が、民俗学の視点から掘り下げられていく。 なかでも印象的だったのは「かわいい」の章。かつてこの言葉には「不憫な」「見るに忍びない」という意味があり、目上の者が目下の者に向けて使う言葉だったそう。ある後輩から「かわいいですね」と言われたときに感じた違和感はこれだったんだと納得した。 筆者の視点は、感情を心にも身体にも還元せず、それ自体で実存するものとして扱おうとする点にある。感情が実存するものならば、感情と人間、感情と地域社会・慣習・人間との関係をどう描き出すのか。その試みはまだ途上にあるようにも感じたが、読後には「感情ってもっと複雑で、もっと細分化されたほうがいいな」と思わせる力があった。 幕間に挿入されている感情たちどうしの対話や、近年の「ぴえん」「エモい」「いいね」といったネットスラングの分析もあり、難しすぎず読みやすい章からつまみ読みするのもアリだと思う。民俗学・言語・感情史に関心がある人におすすめ。
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笑えているからといって幸せとも限らない、泣いているからといって不幸せとも限らない。そこには文化や民俗という文脈が必ずある。 一つ一つの事象がおもしろくて、サクサク読めた。 昔と今を行ったり来たりしてくれるのも、人間の連続性を感じられて良き。
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題名の通り、民俗学の立場から感情とはなにかを考察していく本です。 考察していくうえで、民俗学だけでなく、心理学や科学、歴史的背景などの立場で感情を議論する面もあります。 あとがきで著者本人が語っているように、本書だけでは結局感情がどういうものなのかは明らかにされていません。まあ明...
題名の通り、民俗学の立場から感情とはなにかを考察していく本です。 考察していくうえで、民俗学だけでなく、心理学や科学、歴史的背景などの立場で感情を議論する面もあります。 あとがきで著者本人が語っているように、本書だけでは結局感情がどういうものなのかは明らかにされていません。まあ明らかになっていたらノーベル賞ものだと思いますので、当然かなと。 感情同士がやり取りをする幕間も面白いです。
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