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創造論者vs.無神論者 宗教と科学の百年戦争 講談社選書メチエ790
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創造論者vs.無神論者 宗教と科学の百年戦争 講談社選書メチエ790

岡本亮輔(著者)

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創造論者vs.無神論者 宗教と科学の百年戦争 講談社選書メチエ790

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2023/09/11
JAN 9784065332474

創造論者vs.無神論者 宗教と科学の百年戦争

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商品レビュー

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2026/02/10

基本的には丹念に史実を追っていくドキュメンタリーなのだが、テーマとその切り口がとても面白かった。 真面目な本なのに、どこかサブカルみもあって、一歩間違えばトンデモになりそうな感触もあるが、ちゃんととどまっている。 また、英国の話も一部出てくるが、この論争を通じて、アメリカ合衆国と...

基本的には丹念に史実を追っていくドキュメンタリーなのだが、テーマとその切り口がとても面白かった。 真面目な本なのに、どこかサブカルみもあって、一歩間違えばトンデモになりそうな感触もあるが、ちゃんととどまっている。 また、英国の話も一部出てくるが、この論争を通じて、アメリカ合衆国とはどんな国なのかよくわかる。普通には見えにくいエッセンスが本書に登場する極端な人から炙り出されるようなところもあり、興味深いテーマだった。

Posted by ブクログ

2024/11/22

学生時代、本書に出てくる「創造論者側」の代表格であるID論や、それに対するパロディ宗教スパモン教といった話題がたびたびネット上で挙がっていたことを思い出した。当時はよく背景を知らず、「へー馬鹿なことやってんなー」程度にしか感じていなかったが、100年もの歴史をもつ根深い問題だっ...

学生時代、本書に出てくる「創造論者側」の代表格であるID論や、それに対するパロディ宗教スパモン教といった話題がたびたびネット上で挙がっていたことを思い出した。当時はよく背景を知らず、「へー馬鹿なことやってんなー」程度にしか感じていなかったが、100年もの歴史をもつ根深い問題だったとは。 とはいえ、タイトルでvsと煽るほど創造論者と無神論者は直接対決しているわけではない。 本書で紹介される「創造論者」は進化論と創造論が同列、あるいは創造論優位となるように教育現場に介入しようとする政治集団の性質が強い。彼らは科学者を議論の場に引きずり出し、「白熱した議論=自説にも一定の確からしさがある」と錯覚させることこそが最大の目的である。そしてこうした連中に対し最も有効なやり方は100年前から変わらない。無視することである。創造論者やID論者にまつわる章では彼らに対峙する相手は無神論者でも、科学者でもなく、弁護士であったというのは興味深い。 一方、2000年代から台頭してきた新「無神論者」も、「信仰の根絶」を掲げているという意味ではやはり政治集団の性質があるように感じる。そして彼らは「神」の存在悉くを否定するため、対峙する相手は創造論者よりも母数がはるかに多い普通の信者たちである。 どちらの立場の人間とも距離は置きたいかな...というのが正直なところ。本書が対立構造での紹介というのもあるだろうが、間違いなく言えるのはくそ議論おじさん集団とくそ議論おじさん集団の対立ということである。勝手に戦ってろ!としか言いようがない。しかし、彼らのくそ議論テクニックはほかの議題にも有効で、事実様々なメディアで被害が出ているように感じる。本書のテーマ自体は完全な対岸の火事として楽しめたものの、本質的には注意すべき事柄が多いと感じた。

Posted by ブクログ

2024/08/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

葬式仏教上等っていう話。 科学が発展途上の段階では人類にとって宗教は必要な機能であったけど、ある程度科学が発展すると宗教は衰退していく。 それぞれの国や地域で文化や習慣と深く結びついているのでなくなりはしないと思うけど、宗教との距離感は文化保存という意味では葬式仏教くらいがちょうど良いんじゃないかな、と。 信仰は神や宗教ではない別のモノに対象を移して消えずに残っていくと思うけど。 最初から最後までとても読み易く大変面白かった。 p. 151 ヒッチンズの戦力として知られる定型句に、「根拠のない主張は根拠なく否定してよい」というものがある。「神が実在する」という途方もない主張をしたいなら、途方もない証拠を出せ。証拠がないなら無視して構わないというのである。またドーキンスに言わせれば、無神論という呼称すら不適切である。なぜなら、無ユニコーン論者、無妖精論者、無サンタクロース論者とは言わない。神についてだけ無神論者と言うのがそもそもおかしい。エビデンスのない神の実在という仮説は、ユニコーンや妖精やサンタクロースの実在説と同じく到底受け入れられず、そうした虚構への仰を強要する宗教は滅びるべきだというのである。 p. 249 また、宗教の生物学的役割の終焉を指摘する研究も興味深い。 カトリック教会に典型的なように、宗教は「離婚・中絶・同性愛・避妊や、その他の生殖・繁殖につながらない性行動」を抑止する教えを説いてきた。生殖繁殖という点では、宗教を信じるのは適応的だったのだ。しかし、一九八〇年代以降、先進社会では(もちろん科学の恩恵で)乳幼児死亡率が低下するなど、生存への不安は大幅に払拭され、生殖繁殖よりも、多様な生き方に関わる個人の選択が重視されるようになった。その結果、高所得の社会ほど宗教離れが進んできたのである。

Posted by ブクログ