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悩んでもがいて、作家になった彼女たち イタリア人が語る日本の近現代文学
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 淡交社 |
| 発売年月日 | 2023/09/04 |
| JAN | 9784473045652 |

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悩んでもがいて、作家になった彼女たち
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商品レビュー
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5件のお客様レビュー
2025.2.7市立図書館 前々から名前やタイトルはなんとなく気になって図書館の予約かごに入れてはいたが、先日読んだ「日本語教師、外国人に日本語を学ぶ (小学館新書 487)」に著者が登場なさっていて、これはやっぱり読まなければと予約でとりよせた。 日本の近現代の女性作家10人...
2025.2.7市立図書館 前々から名前やタイトルはなんとなく気になって図書館の予約かごに入れてはいたが、先日読んだ「日本語教師、外国人に日本語を学ぶ (小学館新書 487)」に著者が登場なさっていて、これはやっぱり読まなければと予約でとりよせた。 日本の近現代の女性作家10人について、それぞれの人生と著作の魅力を楽しく語っていて、すらすら読みおえてしまった。一葉や幸田文はともかくお名前ばかりで作品をほとんど読んでない作家も多いので、すごい芋づるだらけの一冊だった。巻末の引用・参考文献リストはコピーしておきたい。 あまたある文豪(男性作家)の作中の女性が過酷な運命に翻弄される一方で、女性作家たちはどんな女性を描いてきたのか、そして、同じことをしても男性に比べると女性作家が批判されがちだったり逆に注目されなかったりといった理不尽な文学界にも目を向けているのはよかった。 作家と作品を語りつつ、イタリア生まれの日本文学者である著者自身の来し方や人柄もしのばれていい読みものだった。料理が苦手な話とか、イタリアの名付け事情とか、興味深くおもしろかった。別の本も続けて読んでみよう。 ***** 恋愛マスターたちの文学:与謝野晶子 宇野千代 瀬戸内寂聴 気づけば仕事が恋人:樋口一葉 円地文子 向田邦子 有吉佐和子 我が道を往く:林芙美子 森茉莉 幸田文
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有名な女性作家さんの生き様を知れた。今よりずっと女性が生きにくい中で作家として茨の道を進んだ女性たち、たくましい。この本をイタリア出身の方が書かれたということにも驚いた。
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レビューの前に、本書のテーマにまつわる私怨を成仏させたい。(いい迷惑) 高校の現代文で文学が苦手になった。 作家や代表作を時代順に暗記させられる。あんな実を伴わないカリキュラムと空気感では読んでみようと思う方が難しい。 本書にも取り上げられている与謝野晶子は「恋心を情熱的に詠っ...
レビューの前に、本書のテーマにまつわる私怨を成仏させたい。(いい迷惑) 高校の現代文で文学が苦手になった。 作家や代表作を時代順に暗記させられる。あんな実を伴わないカリキュラムと空気感では読んでみようと思う方が難しい。 本書にも取り上げられている与謝野晶子は「恋心を情熱的に詠った歌人」という超絶ライトタッチな解説で、情熱よりもよそよそしさの実感が湧いた。そんな風に文学の垣根は次第に高くなっていき、越えようとする気力も削がれていった。 でもイザベラさんは違う。 日本文学者の彼女が大好きな10名の女流作家(「女流」を付けることに”NO”と言う風潮は自分も賛同する)を本書に集結させ、作風や作家自身を好きなように解説している。 長い在日生活によって日本人化が進んでいるのか、彼女は良い意味でイタリア人らしくない。今昔の日本語をたくみに操り(「アウト・オブ・眼中」は久々に聞いた笑)、燃えるような恋愛には奥手、大の銭湯好きで湯船では頭の上に畳んだタオルを乗せている。 しかし「彼女たち」の話になると、水を得た魚のように生き生きと語り出す。手垢までつきそうなくらいにベタベタと作家たちに触れ、時にはゾッとするくらいに褒めちぎる。そこはさすがイタリア人と言うべきか…。 でもそのくらい力説してくれると却って興味が芽生えやすく、結果また積読リストが膨れ上がった。私怨を完全に晴らすべく他の著書も読みたいし、何なら彼女の授業を受けてみたい!笑 彼女たちの生き方はまさに「十人十色」という言葉通りだが、時代の規範からはみ出しながらも自分らしさを貫いた点は共通している。 そこから紡がれる物語や登場人物も、世間がイメージする「女性らしさ」で片付くものでは決してない。樋口一葉の作品も、原文が難しいだけで人物設定から何まで巧妙に計算し尽されている。 「女だって好い児になれ、女だって好い児になれ」 たおやかな女性の代表格みたいに思っていた幸田文さんですら、そういった複雑さを作品の中で垣間見せていた。 幼少期より父 露伴から(!)家政学の手ほどきを受けてきたが、それがのちの作品に活きてくる。世間がいう「女性らしさ」に該当する一面もありながら、よく見ると一筋縄ではいかない。 それが男性評論家やフェミニスト達をも上手く騙しているみたいで地味に痛快だった。『風とともに去りぬ』のメラニーにちょっと近い? 大好きな有吉佐和子さんもピックアップされている。 しかし賞に恵まれなかったのは、「文学」から程遠かったから…という見解が本当だったとしたら、それはいただけない。冒頭に戻るみたいだけど、「これだから文学は!」だ。現代にも通じるトピックを器用に練り込んだ上質なストーリーなのに、一体何を考えとるんだ。 有吉さんはそれを無念と捉えていなかったかもしれないが、やっぱり腑に落ちない。有吉作品の布教を目論む著者とともに、自分もいっぱいレビューしていこう! あれ、ひょっとしてイザベラさんから熱貰っちゃった…?
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