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素敵な圧迫
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素敵な圧迫

呉勝浩(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2023/08/30
JAN 9784041138601

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商品レビュー

3.6

36件のお客様レビュー

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2024/09/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短~中編6篇。特に何縛りとかはない。業が深くて濃ゆい話が多い。 <面白かった編> ・「素敵な圧迫」 表題作。 隙間なくピッタリくる圧迫、の快感は分かる気がする。 でもまさかそっちが本命になるとか思わなかったよ~。 冷静で賢い広美はきっと存分に圧迫を楽しめると思う。そんでいつか来る終わりの日にも、止められない楽しみが終わってしまうことに歯嚙みはしても、自分の選択を後悔することはないんじゃないかなー。 ・「論リー・チャップリン」 「賢さはタダだから!」の一文に膝を打つと同時に、「それは『賢さ』じゃねぇ!!」と反論したくなる。まぁそれが本物かどうかなんて関係なくて、老若男女手に入れやすくて周りが一目置いてくれるかが重要ってことよね多分。(論破カフェ実在するのか検索してしまった面白いけど負けた方からいつか刺されそう) 最後の開き直ったプラン(論破に影響されとる)もよかったし、ハッピーエンドだ。 ・「パノラマ・マシン」 「取り返しのつかなさが欲しい」。強姦も殺人も楽しめる気がしないけど、その気持ちはちょっと分かる気がする。延々と相談を受けて、あれこれ提案して、そんで「どうなった?」って聞いたら「なしになった!」ってニッコリ笑われた時の徒労感というか、「オイラの純情を返して!」的な(違うか)? パノラママシンになんて出会わない方がいいし、良くも悪くも平行世界のない現実の有難みをかみしめないといけないってことですかね。 <物足りなかった編> ・「ミリオンダラー・レイン」 悪くはないんだけど、他の編がぶっ飛びまくってるので常識人が浮く。箸休め的な話なのかもしれないけど、もうちょい他のに合わせてインパクトあってもよかったかも。 <総評> 面白かったです。書かなかったけど「ダニエル・<ハングマン>の処刑について」も翻訳ものっぽくて、最後まで読んで読み返すと「あ、確かに節々でそんなこと言ってる~」ってのがあって二度おいしい。 初見は「何じゃこれ??」だった表紙絵も、読んだ後で開いたパンドラの箱みたいに見える所が好き。

Posted by ブクログ

2024/08/15

短編集。 『素敵な圧迫』 人の嗜好をどうこう言うつもりはないけど、なんかもう怖い。最終的にその圧迫がいいんだね。 『ミリオンダラー・レイン』 一攫千金をきっかけに今の生活から抜け出したいという気持ちは分かるんだけどね…。想像がつかないほどの大きなものに支配されている感じ。掌の...

短編集。 『素敵な圧迫』 人の嗜好をどうこう言うつもりはないけど、なんかもう怖い。最終的にその圧迫がいいんだね。 『ミリオンダラー・レイン』 一攫千金をきっかけに今の生活から抜け出したいという気持ちは分かるんだけどね…。想像がつかないほどの大きなものに支配されている感じ。掌の上で踊らされてるね。これは。 『論リー・チャップリン』 父と息子のバトル。息子に勝つために"論破"する方法を学び、いざ勝負へ。微笑ましい。 『パノラマ・マシン』 路地裏で見つけた不思議な物のせいで狂っていく。もともと持っていた狂気が、不思議な物のせいで表面に出てきただけなのかな?なんか嫌な感じの話。 『ダニエル・《ハングマン》・ジャービスの処刑について』 ボクシングはよく分からないので、偏見があったらごめんなさい。ボクシングの世界ではあり得そうな話だと思った。 『Vに捧げる行進』 コロナ禍初期の頃を思い出す。心を保つために何かに縋りたくなっちゃうんだろうな。それが良いことでも悪いことでも。 短編だったので、あまり好きでないイヤミス系も心が重くなる前に話が終わるから良かったです。

Posted by ブクログ

2024/04/24

「素敵な圧迫」はフェチに突き進み逆らう事が出来ない人間の本能的な情熱に突き動かされる思いが描かれていた

Posted by ブクログ