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ギリシア人の物語(2) 民主政の成熟と崩壊 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2023/08/29 |
JAN | 9784101181134 |
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ギリシア人の物語(2)
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商品レビュー
4.3
12件のお客様レビュー
図書館で借りた。 前作に続いて読んでみたが、文庫版2巻は「ペリクレス時代」と「ペリクレス後」という2部構成。ペリクレスは大学受験世界史でも主要人物として出てくるので大枠は知っていたが、1巻が目まぐるしく主人公が変わる面白さに対し、ペリクレスは長く感じて間延びしてる感があった。(実...
図書館で借りた。 前作に続いて読んでみたが、文庫版2巻は「ペリクレス時代」と「ペリクレス後」という2部構成。ペリクレスは大学受験世界史でも主要人物として出てくるので大枠は知っていたが、1巻が目まぐるしく主人公が変わる面白さに対し、ペリクレスは長く感じて間延びしてる感があった。(実際長いのだが…) さらに後半はアテネの衰退期とあって、元々よく知らないしイメージしにくい期間の話だ。ソクラテスが出てきたりするが、哲学教養の基礎知識にもなりにくく、私は全体的に興味が薄れてしまった印象。 アレクサンドロス(4巻)まで読みたいと思っていたが、図書館では他の人に借りられているようだ…しばらくは小休憩かな。
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アレクサンドロス大王については、興味がありながら正直、名前くらいしか知らなったので、彼の生涯が分かったのは収穫。いつの世にも時代を変える英雄が出るものだが、ローマのスキピオにしろカエサル、オクタビアヌスにしろ、中世のフリードリッヒ二世にしろ、既成概念を崩すことでは変わらないし、敗...
アレクサンドロス大王については、興味がありながら正直、名前くらいしか知らなったので、彼の生涯が分かったのは収穫。いつの世にも時代を変える英雄が出るものだが、ローマのスキピオにしろカエサル、オクタビアヌスにしろ、中世のフリードリッヒ二世にしろ、既成概念を崩すことでは変わらないし、敗者に対して寛容でありむしろ敗者をも最終的に味方にする点が共通している。そこは現代でも通じる気がする。 グラニコス イッソス ガウガメラ ヒダスペス の4つもの会戦でしかも相手有利の状況にありながら全て快勝をして、しかも味方の損害を最小限に抑えるというのはハンニバルが最高の司令官として褒めたたえるだけのことはある。
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ギリシア人の物語2 文庫版 新潮文庫 し 12 47 民主政の成熟と崩壊 著:塩野 七生 第2巻は、ペルシア戦役後のギリシャ世界を描く ペリクレスの元、アテネはデロス同盟の盟主として頂点を迎えるが その死後、アテネも、スパルタも、何が何でも同盟国を守るという信頼も、 敗北した兵...
ギリシア人の物語2 文庫版 新潮文庫 し 12 47 民主政の成熟と崩壊 著:塩野 七生 第2巻は、ペルシア戦役後のギリシャ世界を描く ペリクレスの元、アテネはデロス同盟の盟主として頂点を迎えるが その死後、アテネも、スパルタも、何が何でも同盟国を守るという信頼も、 敗北した兵を許す寛容性も、失っていく。ギリシャ人の教養やゆとりがなくなっていく 興隆するアテネを支えたのはペリクレス ・アテネ市街とピレウス港をつなぐ高速道路 ・パルテノン神殿の建設 ・アテネ海軍の創設 ペルシャとアテネとの相互不可侵条約 カリアスの平和 外憂がなくなったギリシャ世界は、アテネとスパルタの2大勢力に 陸軍 スパルタ ペロポネソス同盟 ペロポネソス半島の防衛 海軍 アテネ デロス同盟 エーゲ海世界の防衛と経済的発展 アテネの植民都市の拡大 南イタリア、黒海へ 同盟の盟主、アテネとスパルタ同士は、直接対決をさけていても、 傘下の都市国家がトラブルを盟主へ持ち込む ⇒誰もが、現実を見ているのではない ほとんどの人は、見たいと思う現実しか見ていない ⇒アテネ・スパルタ間で、ペロポネソス戦役が勃発、いずれも戦闘には消極的、終焉まで27年かかる アテネは基地設置欲はあっても領土拡大欲はない スパルタも、一国平和主義であり、領土拡大欲はもっていない ⇒バランス感覚をもつ、ペリクレスと、カルタゴ王アルキダモスがとも不拡大を志向 ペリクレス後、アテネの衰退がはじまる レスポス島の反乱⇒デロス同盟の盟主としてアテネ海軍が出兵、同盟国、プラタイヤを見殺しへ アテネは、同盟関係の他の都市国家を助けるとはかぎらない という印象を同盟国に与えてしまった ニキアスの平和 アテネとスパルタとの休戦条約 マンティネアの会戦 アルゴスからの支援要請で、アテネ・スパルタが会戦、アテネが大敗を喫してしまう メロスの攻略 アテネは、降伏した男をその場で殺害、女子供を奴隷に ⇒覇権国にあるまじき行為、以後、エーゲ海では、このスタイルが踏襲されるようになる シチリア遠征 シラクサ攻防戦でのアテネ海軍が壊滅 アイゴスポタモイの海戦 アテネ海軍の消滅 スパルタ王の武士の情けで、アテネは救われた ペロポネソス戦争は、スパルタの勝利で終わる 目次 第1部 ペリクレス時代 前期(紀元前四六一年から四五一年までの十一年間) 後期(紀元前四五〇年から四二九年までの二十二年間) 第2部 ペリクレス以後 前期(紀元前四二九年から四一三年までの十七年間) 後期(紀元前四一二年から四〇四年までの九年間) 年表 図版出典一覧 ISBN:9784101181134 出版社:新潮社 判型:文庫 ページ数:678ページ 定価:1200円(本体) 発売日:2023年09月01日 全体の構成 1巻 第1章 ギリシア人て、誰? 第2章 それぞれの国づくり 第3章 侵略者ペルシアに抗して 第4章 ペルシア戦役以降 2巻 第1部 ペリクレス時代 前期(紀元前四六一年から四五一年までの十一年間) 後期(紀元前四五〇年から四二九年までの二十二年間) 第2部 ペリクレス以後 前期(紀元前四二九年から四一三年までの十七年間) 後期(紀元前四一二年から四〇四年までの九年間) 3巻 第1章 アテネの凋落 第2章 脱皮できないスパルタ 第3章 テーベの限界 第4章 マケドニアの台頭 4巻 第1章 息子・アレクサンドロス 第2章 ヘレニズム世界
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