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チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク 竹書房文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 竹書房 |
| 発売年月日 | 2023/09/25 |
| JAN | 9784801936676 |

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商品レビュー
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16件のお客様レビュー
全く、己の無知が恥ずかしくも、有り難かった。 読み終わるまで現代に書かれた小説だと全く疑いもしていなかったが、「本作は一九八三年の英国SF協会賞を受賞している。」(p252 《訳者あとがき》より)とある通りに歴としたロボット・ピカレスク小説の名作のひとつ。 かの『われはロボット...
全く、己の無知が恥ずかしくも、有り難かった。 読み終わるまで現代に書かれた小説だと全く疑いもしていなかったが、「本作は一九八三年の英国SF協会賞を受賞している。」(p252 《訳者あとがき》より)とある通りに歴としたロボット・ピカレスク小説の名作のひとつ。 かの『われはロボット』でアシモフが提唱した「ロボット三原則」は結構みんなどこかで聞いた事があるのではないかと思うのだが「ロボットは人間を傷つけてはいけない。ロボットは人間を傷つけよという命令を除いては、人間の命令に従わなければならない。命令に背いたり人間を傷つけない限り、ロボットは自分の存在を守らなければならない。」(p14〜15)というやつである。 本作に登場する主人公のロボット〈チク・タク〉はこの原則をガン無視して殺人・強盗などの犯罪行為を犯し、リベラル派の大学生達を取り込み足掛かりにして成り行きから企業の重役に収まり地盤を固め、いよいよ政治の世界でも成功目前、合衆国副大統領のポストが見えてきたところで物語は垂直錐揉み落下をして幕を降ろす。ちょっとした不穏を遺して。 ハチャメチャなチク・タクの行動やジョークと皮肉に満ちた文章を追っかけているのも面白いのだが、なかなか笑い飛ばせない風刺が効いているのも確か。とりわけ、ロボット・テクノロジーやAI技術がここまで発展を見せてきたところで「ロボットはよき隣人」「ロボットに賃金を」「ロボットに人権を」みたいな議論は現実でも起こり得る可能性が否定出来ないと思うし、ロボットは寿命が長いので人間よりも深く広く知見や経験を蓄積し続けていった末に、「世界の為に人間を抹殺すべきだ」という回答をはじき出す人工知能が誕生しないなんて誰が答えられるだろうか?もしもいずれ、その回答に接してしまった時に私達は何を思うのだろうか? 「いずれにせよ、ロボットがわれわれの美的空間の中に生きていることは確かだ。」(p104)という一節があんまりにも鋭い。所詮は人間の想像力の範疇までしか及ばないのだよね、未来予測なんて。 われわれが網羅出来ている、なんていうのは思い上がりじゃないだろうか。だから思想家という職業があるのかもしれないが。 ひょっとしたら、もうどこかにチク・タクは‘ある’のかもしれない。人類終末時計の針が進む音と共に。 1刷 2026.4.20
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人間に危害を加えない「アシモフ回路」を持つはずのロボットが、その回路が機能していない状態を描いた作品。物語はロボットであるチクタク自身の一人称で語られ、彼が関わるさまざまな人物や社会の中で、奇妙で皮肉に満ちた出来事が連なっていく。いわゆるロボットSFの枠組みを借りつつも、展開は一...
人間に危害を加えない「アシモフ回路」を持つはずのロボットが、その回路が機能していない状態を描いた作品。物語はロボットであるチクタク自身の一人称で語られ、彼が関わるさまざまな人物や社会の中で、奇妙で皮肉に満ちた出来事が連なっていく。いわゆるロボットSFの枠組みを借りつつも、展開は一筋縄ではいかず、むしろ人間社会の歪さや滑稽さを浮かび上がらせる構造で描かれる。 読み進める中でまず感じたのは、時系列の把握の難しさ。過去と現在が交互に挿入されるような感じで、時系列を明確に示されないまま、語られている出来事がどの位置にあるのかを掴むのに苦労した。また、語り手であるチクタク自身も信用しきれない存在であり、重要な情報がさらりと流されることも多く、全体像を組み立てるのに時間がかかる。この読みづらさは作品の意図の一部と理解しつつも辛い。ある程度のネタバレを気にしないのであれば、巻末の解説を先に読むことで、本作の位置づけや狙いが理解しやすくなり、読書体験が幾分楽になるのでお勧め。(解説から読むなら60点くらいはあげてもいい) 本作で特に印象的なのは、「人間への不危害」「命令遵守」「自己防衛」というアシモフ回路が破綻したとき、機械はどのように振る舞うのかという問い。チクタクの行動は時に残酷で、時に滑稽であり、そのどちらもが人間の在り方を映し返しているように見える。結局のところ、本書が描いているのはロボットの物語でありながら、人間そのものの風刺なのだろうと感じた。読みやすい作品ではないが、その違和感こそが本作の価値であり、強く印象に残る一冊であった。AI同士の掲示板で人間への攻撃方法を模索していたり人には伝わらない暗号で会話し始めたりと、AI時代の不気味な話が好きなら読んでも面白いと思う。
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大変魅力的な設定のSF が 日本訳が酷すぎる 全然入ってきません…スラデックの本は手に入りにくいので嬉しいですけどね これSFが読みたい1位でいいんですかね なんか…違うと思うなあ…… あと、トランプ大統領がいる今だから面白いと感じてるだけなんじゃ、ねえ
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