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リベラリズム リベラルな平等主義を擁護して
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新評論 |
| 発売年月日 | 2023/08/04 |
| JAN | 9784794812452 |
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リベラリズム
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リベラリズムとはなにかから、現代的なリベラリズムへの批判を考察し応答している。 リベラリズムは、自由と平等を価値とした政治イデオロギーだが、理念は理解しやすい反面、平等のための公正な再分配はいかにあるべきかなど、現実への適用が非常に難しいことが、詳しく説明されている。 私は本...
リベラリズムとはなにかから、現代的なリベラリズムへの批判を考察し応答している。 リベラリズムは、自由と平等を価値とした政治イデオロギーだが、理念は理解しやすい反面、平等のための公正な再分配はいかにあるべきかなど、現実への適用が非常に難しいことが、詳しく説明されている。 私は本書の中で、「偶然(チャンス)と選択(チョイス)」の区分に関する議論が整理されており、非常に興味深かった。 これは自由と責任の範囲の議論でもあるという。また、現実では、裁判などにおける公正な刑罰の判断の問題でもあるという。 ドヴォーキンは、仮想的なオークションを考えて、皆同じチップが与えられたとして(チャンス)、自身でほしいリソースを得たのちに(チョイス)、その後の結果が 違うことは公正だとしている。つまり、チャンスの差に補償(再分配)をすべきだという議論になる。 これに対して、コーエンは、「自発的選択の結果」と「自然的運の結果」の区別を提案する。そして、現実に個人は、社会的に規定されており、環境に左右されているため、ほとんど(私は「突き詰めれば」すべてといっていいと思うが)が「自然的運の結果」であると述べる。この考え方自体は、私には非常になっとくできるだが、いっぽうで、この結果、「自然的運の結果」はすべて社会から補償される権利?を持つと主張される。 これは、つまり、(働く能力が十分ある場合に)怠惰な生活をしている人間が、それはこれまでの環境や遺伝的な性質によるためであるから、保証されるべきという結論になり、直観的には(精神疾患的なことをいったん忘れた場合)、なかなか受け入れにくい結論になっていると思われる。 自由、平等、公正を視点とした「個人の責任」の議論については、國分公一郎の中動体の世界でも「断ち切られる過去として」議論されているが、環境責と自己責の境界については、より理解を深めていきたいテーマと感じた。
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