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ばけもの厭ふ中将 ―戦慄の紫式部― 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2023/07/21 |
JAN | 9784087445534 |
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ばけもの厭ふ中将 ―戦慄の紫式部―
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商品レビュー
3.7
12件のお客様レビュー
「ばけもの好む中将」のスピンオフ的な物語でした! 今源氏と名高い中将が色んな怪異に悩まされるという内容でした! 「ばけもの好む中将」を読んでいても読んでいなくても楽しめる内容でした! 全てが源氏物語にかかってるのも面白かったです! 宣能は本物の怪異に遭遇したいのに、遭遇できず…...
「ばけもの好む中将」のスピンオフ的な物語でした! 今源氏と名高い中将が色んな怪異に悩まされるという内容でした! 「ばけもの好む中将」を読んでいても読んでいなくても楽しめる内容でした! 全てが源氏物語にかかってるのも面白かったです! 宣能は本物の怪異に遭遇したいのに、遭遇できず… 雅平は怪異が苦手なのに、本物の怪異に遭遇してしまい…… でも、雅平の話を宣能は偽物の怪異として理路整然と説き伏せてしまうんですよ! だけど、1部は本物の怪異だったという…なんということでしょう! 最後に雅平の分身が現れて、彼の恋人のもとを訪れるのは怖かったです! 後、女性の生霊…… 女性ほど恐ろしい存在はいないと改めて実感しました! 他の中将たちの話も読んでみたいです! 癒しの中将である有光のほんわかのんびり話が読みたいです!
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求めている者のところには現れず、厭うている者のところにやって来る怪異、実に面白い 雅平、複数の女性のもとへ通う浮気者なのだけど、もて遊ぶ気は毛頭無いのが分かるし、紫式部にまつわる怪異に振り回されてドタバタしているから憎めない 源氏物語は授業で読んだくらいで詳しくないので興味が湧い...
求めている者のところには現れず、厭うている者のところにやって来る怪異、実に面白い 雅平、複数の女性のもとへ通う浮気者なのだけど、もて遊ぶ気は毛頭無いのが分かるし、紫式部にまつわる怪異に振り回されてドタバタしているから憎めない 源氏物語は授業で読んだくらいで詳しくないので興味が湧いた 宣能や宗孝の出番が少ないのが寂しく感じたけど主役じゃないから仕方ないかなぁ
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〈ばけもの好む中将〉シリーズのスピンオフ。 『今源氏』と噂される中将カルテットの中で一番のプレイボーイ・雅平が出遭う、「源氏物語」を髣髴とさせる怪異4話。 本編の方がシリアス展開になってきているので、こちらはちょっと息抜きの感じで楽しかった。 雅平にすれば次々怖いことが起こって...
〈ばけもの好む中将〉シリーズのスピンオフ。 『今源氏』と噂される中将カルテットの中で一番のプレイボーイ・雅平が出遭う、「源氏物語」を髣髴とさせる怪異4話。 本編の方がシリアス展開になってきているので、こちらはちょっと息抜きの感じで楽しかった。 雅平にすれば次々怖いことが起こって堪ったものではないだろうが。 それにかれが単なるプレイボーイではなくて女性に対してきちんと優しい気遣いもしているということが分かって評価格上げとなった。 「雨夜の怪異がたり、もしくは末摘花」 奥手の上総宮の姫君に通うと、何故か鼻の長い男性の霊が出てきて邪魔をして…。 「廃屋での逢瀬、とくれば夕顔」 陰陽師の占いにより、隣の廃屋で一晩過ごすことになった雅平と恋人(の一人)。だが突然巨大な足が何本も現れて…。 「怪異なんてないさ、もしくは朧月夜」 宴の後、酔いに任せて弘徽殿に忍び込んだ雅平。そこで出会った艶やかな女性との恋にときめいていると、彼女の口に牙が見えて…。 「光源氏降臨、そして幻へ」 ドッペルゲンガー現象まで現れ、紫式部から祟られたと噂された雅平は、宣能に紹介された陰陽師の歳明の薦めにより、源氏物語を絵巻にしてお寺に奉納することに。源氏物語大ファンの雅平母が描き溜めた絵を絵巻に仕立てていると、突然絵が動き出して…。 本編をずっと読んでいた私からすると、今回も偽怪異現象なのか…と期待せずに読んでいたが、これは本物では?と思えるものがチラホラ。 しかしばけもの好む中将・宣能の反応はイマイチ。酔ったせいや怖くて幻を見たと思われている。 中には右兵衛佐(雅平から見ると純朴少年、というより同性のことはどうでも良いらしい)を連れて検証した現象もあるようだが、結果的には真怪(本物の怪異)とは認定してもらえなかったようだ。 だが実際に今回もあの人の陰謀もあったりするので、どこまでが本物でどこからが偽物かは読まれてのお楽しみに。 本編では全く頼りない陰陽師の歳明だが、いや、このスピンオフでも頼りないのだが、雅平とのコンビはなかなか良い感じで今後も見てみたい。 また雅平母も良い味を出している。源氏物語の人気ぶりもすごい。 各話に挟まる源氏物語コラムも瀬川さん独自の視点で面白い。 カバーイラストが三木謙次さんに変わったので驚いたが、あとがきによると、このスピンオフのためだったようだ。 他の繁成、有光版も読んでみたい。
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