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青を抱く 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2023/08/24 |
JAN | 9784041136768 |
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商品レビュー
3.7
33件のお客様レビュー
【2024年174冊目】 二年間目を覚まさない弟、靖野を家族と共に支える泉は、弟と瓜二つの顔立ちをした宗清に出会う。長期休暇でやってきたという宗清の態度に、初めは戸惑いや反発を覚えていた泉だったが、徐々に彼に対しての好意を抱き始めるものの――。 初めての一穂ミチさんの作品でした...
【2024年174冊目】 二年間目を覚まさない弟、靖野を家族と共に支える泉は、弟と瓜二つの顔立ちをした宗清に出会う。長期休暇でやってきたという宗清の態度に、初めは戸惑いや反発を覚えていた泉だったが、徐々に彼に対しての好意を抱き始めるものの――。 初めての一穂ミチさんの作品でした。うーん、ちょっと、期待しすぎたかもしれない。泉も宗清も、互いに惹かれていった理由がよくわからなかったのと、結構な頻度でどっちが話してるかわからなくなったりすることが多く、戸惑いました。 あとは設定いろいろ盛りすぎでは、とか、泉はゲイではなかったのに、そんなにすんなり同性との恋愛ができるのか、とか、起源となった二人の想いについてはエピローグでも描かれていたけれど、本編ではあっさり語られるくらいだったので、そんなに感情移入できなかったなぁ、とか。 BL小説の濡れ場ってドキドキしながら読むことも多いんですけど、疑問の方がいろいろと浮かんできてしまって、ご飯を食べながら淡々と読んでしまいました。 一番はやっぱり、「なんでお互い惹かれたの?」っていうところが読み取れなかったのが大きいかも。そこがわからなかったので、共感とかもしにくかったのかもしれません。うーん。
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すごく良かった。雑に一言で説明するなら「BLの話」ということになるんだろうけど、BLとかLGBTQといった概念、枠組を超越して、「人が人を想うことの神秘」みたいなものを感じさせられる感動作だった。結局のところ、誰かが誰かを大切に想う時、その一番の理由は、性別や血の繋がりではなく「...
すごく良かった。雑に一言で説明するなら「BLの話」ということになるんだろうけど、BLとかLGBTQといった概念、枠組を超越して、「人が人を想うことの神秘」みたいなものを感じさせられる感動作だった。結局のところ、誰かが誰かを大切に想う時、その一番の理由は、性別や血の繋がりではなく「その人がその人だから」ということなんだろうなー。自分が経てきた人生や経験により自分にとっての心地よさというものが各々にあり、それがピタッとハマる相手に出会えて、かつその相手も自分をそのように思ってくれているなら、それそのこと自体が尊い、みたいな。一穂ミチさんの作品は何冊か読んでいて結構好きなので、これもと思って手に取りつつ、LGBTQがらみの作品ってそんなに好きじゃないからなーと思いつつ読んでいたのだけど、とんだ誤解であった。 文庫本化に伴って書き下ろされた同録短編も非常によくて、良い読書になりました。
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「ツミデミック」で一穂さんが直木賞を受賞 あまり表に出てこなかった一穂さんが サイン会開いたり、サイン本作ったり こちらまで嬉しくなります 2015年フルール文庫刊行 2023年角川再文庫化 +ショートストーリー3編 「ツミデミック」はもちろん素敵な作品なんですけど 私は一穂...
「ツミデミック」で一穂さんが直木賞を受賞 あまり表に出てこなかった一穂さんが サイン会開いたり、サイン本作ったり こちらまで嬉しくなります 2015年フルール文庫刊行 2023年角川再文庫化 +ショートストーリー3編 「ツミデミック」はもちろん素敵な作品なんですけど 私は一穂さんの一般文芸系より こちら系の方がより上手い、ストーリーの幅が広いと思うんですよ 選者さん達の中にも もしかしたらそう思う人もいたかもしれない…… 静かな海辺の街で暮らす泉は、海岸散歩が日課 ある朝、出会った男の風貌に思わず息を飲む。 2年前、海難事故に遭ってから、目覚めない弟にそっくりだった BLでなくても感動的に練られたストーリーなのに そこに純な恋愛を入れてきてずるい なぜ、弟とそっくりなのかというミステリと なぜ、弟が着衣のまま溺れたかというミステリ これは、角川さんですから、シマシマしてないし 内容もそれほどシマシマしてないので、 読みやすいし借りやすいし買いやすいと思います
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