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御成敗式目 鎌倉武士の法と生活 中公新書2761
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2023/07/01 |
JAN | 9784121027610 |
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御成敗式目
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商品レビュー
4.5
5件のお客様レビュー
1232年、鎌倉幕府三代執権北条泰時により制定され、源頼朝以来の先例や武士社会の道理に基づく初の武家法として名高く、日本の歴史上「最も有名な法」の一つともいえる御成敗式目について、その成立の背景、主要な条文の内容、構成への影響などを解説し、その実像を明らかにする。 名前や能書きだ...
1232年、鎌倉幕府三代執権北条泰時により制定され、源頼朝以来の先例や武士社会の道理に基づく初の武家法として名高く、日本の歴史上「最も有名な法」の一つともいえる御成敗式目について、その成立の背景、主要な条文の内容、構成への影響などを解説し、その実像を明らかにする。 名前や能書きだけは知っていた御成敗式目のリアルな姿について理解が深まった。全51箇条の書き下し文を本書の最後に付けてくれているのも、原点重視で有り難い。 また、現代を含め、後世の歴史における御成敗式目の受容の過程も詳しく述べられていたが、その時々の関心から度々(ある意味恣意的に)参照される様子に歴史のアクチュアリティを感じた。だからこそ、恣意的な歴史の利用を見抜くためにも、史料批判をもとに、対象を相対化して検証する歴史学とその成果の普及が重要だと再認識した。
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御成敗式目が当時の人びとにどう読まれ、どう活用されたのか、その結果、どういった影響を後世に及ぼしたのかをわかりやすく解説した好著。導入部分はやや退屈な記述が続くのであるが、後半は俄然面白くなってくる。また史学史的なフォローも多く、中世史分野でどういった議論がされてきたのかも素人な...
御成敗式目が当時の人びとにどう読まれ、どう活用されたのか、その結果、どういった影響を後世に及ぼしたのかをわかりやすく解説した好著。導入部分はやや退屈な記述が続くのであるが、後半は俄然面白くなってくる。また史学史的なフォローも多く、中世史分野でどういった議論がされてきたのかも素人なりに得心できた。 本書を読んで、難しくてちょっと挫折しかかっている安野眞幸『日本中世市場論ー制度の歴史分析ー』も再チャレンジしようと思ったし、佐藤雄基氏が編者に名を列ねている『史学科の比較史』も手元にあるので読んでみたい。
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学生時代、御成敗式目は武家にとって初めての法律、と習った記憶がある。なので、判断集に近いものと記述がおり、新鮮であった。 泰時の御成敗式目に対する思いや位置付けなどが分かりやすい。 ただ、他者の資料批判はやや辛辣であり、本書の面白さを減少させている印象がある。
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