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戦慄の記録 インパール 岩波現代文庫 社会342
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戦慄の記録 インパール 岩波現代文庫 社会342

NHKスペシャル取材班(著者)

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戦慄の記録 インパール 岩波現代文庫 社会342

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2023/07/19
JAN 9784006033422

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戦慄の記録 インパール

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商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2024/03/09

2024年3月読了。 新刊の時にも読んだ本書が岩波現代文庫に入っていて、書店で見るたびに再読するかしまいか迷っていたがついに再読した。 興味深いのは本編であるテレビの方に出演した牟田口中将の孫が、番組放映後にNHKに抗議してきたという件(264ページ)。 曰く「作戦を推し進め...

2024年3月読了。 新刊の時にも読んだ本書が岩波現代文庫に入っていて、書店で見るたびに再読するかしまいか迷っていたがついに再読した。 興味深いのは本編であるテレビの方に出演した牟田口中将の孫が、番組放映後にNHKに抗議してきたという件(264ページ)。 曰く「作戦を推し進めた大本営の責任に目を向けるべきだったのでは」、「インパール作戦に至る時代状況の説明が十分でない」とのこと。 なるほど。 独断で撤退した第三一師団の佐藤幸徳中将は「大本営、総軍、方面軍、第一五軍という馬鹿の四乗がインパールの悲劇を招来したのである」と回想しているように、政府、陸軍内部の重層的な指揮命令系統下で判断や責任の所在が曖昧にされ、結果的にどの個人も責任を持って判断せず、挙句引くに引けなくなった前線に置かれた部隊が行き場をなくして大きな犠牲を出した、というのが客観的なインパール作戦の「概略」のように思う。 他方で前線で戦った一人ひとりの兵隊には自分の命もありまたその裏には家族もあり、「何万人死んだ」と計量的に「酷さ」を分かったつもりになることでインパール作戦の全てを知ったつもりになることは非常に危険であるので、本書に紹介されている実際に従軍した人たちの回想は是非読むべきと思う。 回想の中で特に出色なのは、第一五軍の経理将校だった齋藤博圀少尉の手記の部分で、この手記は番組制作途上の取材時に発見された私家版、もちろん出版はされていない。 (95ページ)「経理部長さえも、〝補給はまったく不可能〟と明言しましたが、全員に大声で、〝卑怯者、大和魂はあるのか〟と怒鳴りつけられ、従うしかない状態でした」

Posted by ブクログ

2024/02/12

悪名高きインパール作戦の実体が克明に描かれる。なぜこの様な作戦が実行されてしまったのか、その失敗の構図をもっと知りたいと思った。

Posted by ブクログ

2023/08/21

古処誠二氏のビルマ関連小説を数冊読んでからの本書。当然ではあるが小説よりはるかに重く、インパール作戦や戦争の悲惨さを突きつけられた。 牟田口司令官が槍玉にあげられるが、大きな組織の中の1人だけの問題ではないことが本書を読むとわかる。直属の上司が承認したり、企業でいう本社にあたる大...

古処誠二氏のビルマ関連小説を数冊読んでからの本書。当然ではあるが小説よりはるかに重く、インパール作戦や戦争の悲惨さを突きつけられた。 牟田口司令官が槍玉にあげられるが、大きな組織の中の1人だけの問題ではないことが本書を読むとわかる。直属の上司が承認したり、企業でいう本社にあたる大本営がNOと言わなかったのだから、司令官の立場としては作戦遂行の一択だったのだろう。尖った意見には異論は付きものなので、インパール作戦についてのさまざまな批判が当時からあったようだが、結果論であり当時としてはなるべくしてなったという感じである。 それにしても、大本営というか上が責任を取らないのは今の日本の大企業を見ているようで変わらないものだなと思う。

Posted by ブクログ

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