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政治学(上) 光文社古典新訳文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2023/07/12 |
JAN | 9784334754822 |
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政治学(上)
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
国制に関する3種2階層の類型化と実際はその中でも様々な形態や中間策の適用があると言うところまでは分かったけど他は中々難解で…自分の勉強不足を感じる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
国家とはどういうもので何を目指しているのか、そして最高の国家とはどういうものか、先人の見解も紹介しつつ考察していく本。 国家を「人が善く生きることを目指す共同体」と位置付けて、その発生過程や基礎となる家庭の運営について考えるところからはじめ、プラトンなど先人の国家観を検討・批判する。そして国家を構成する市民を「任期の限られない仕方で公職に就ける人々」として細かく検討し、さらに国制を「どのような人々が権力を持つか」に着目して王制・貴族制・共和制・独裁制・寡頭制・民主制の6種類に分ける。当時初期の小規模国家の体制ととらえられていたらしい王政について考察してから、現実的に成立できそうな中での最高の国家について検討を重ねていく。当時ありがちだった寡頭制と民主制をうまく混合した政治制度を作り、中間層を厚くするのが良いというのがアリストテレスの考えで、ここまでが上巻の内容。 女子供と奴隷は自然本性的に支配されるべき存在であるという前提から出発する序盤はさすがに少々面食らったけど、単純に権力を持つ人数の多さで国制が分類されるわけではなく、寡頭制は富を基準として権力を配分する正義を持ち、民主制は自由を基準として平等に権力を分ける正義を持つというのはなるほどと思った。 プラトンの「国家」「法律」から継承した部分もありながら、細かなところの批判がたくさんあるのは対抗心が見えて面白い。
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平易な訳で読みやすい。時代背景からくるわかりにくいのある部分に関しては、解説において丁寧に説明されているので、理解の助けとなる。解説を先に読むのもいいかもしれない。読後感に関しては、下巻を読み終えてからにしたい。
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