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「ここ塗ってね」と画用紙を指差したわたしの指を丁寧に塗りたくってくれる特別支援学校って最高じゃない?
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「ここ塗ってね」と画用紙を指差したわたしの指を丁寧に塗りたくってくれる特別支援学校って最高じゃない?

平熱(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 飛鳥新社
発売年月日 2023/07/05
JAN 9784864109437

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商品レビュー

4.6

9件のお客様レビュー

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2024/10/22

☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BD02850952

Posted by ブクログ

2024/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

印象に残ったページ P.18 支援学級で友達関係に悩み、支援学校へ転入した男子。始業してすぐ、同級生で発語のない自閉症男子にくっつくように。「なんでその子が好きになったの?」と聞くと「絶対ぼくをバカにしたり悪口を言ったりしないし、いつも笑顔だから」 否定も肯定もせず「そこにいる」ことで救われる人がいる。 P.34 たとえば特別支援学校に通う子どもに「①静かに②すわって③友達をみる」という目標があったとする。その子はどの項目にも課題がある。①、②、③を同時に満たそうとする指導はよくない。②を狙うなら「①うるさいけど②すわって③友達はみていない」は一旦セーフにしよう。まず、できた②を祝おうよ。 P.36 メンタルがヘラったときは「掃除」に限る。 ラジオや音楽をかけながら。 「じっとする」「考える」じゃなく「体を動かす」「考えない」ことでメンタルを立て直す。 掃除は適度な疲労感と「目に見える成果」が一瞬で形成される最適解。あと終わりがない。 おはようございます。へたれた心は掃除で磨け。 P.41 いいサービスが提供しようと思ったら、いいサービスが提供できる健康状態でなければいけない。 P.101 障害の特性とされるあの子の「こだわり」なんて、形や大きさを変えてわたしにだってたくさんある。 P84 「不機嫌で人をコントロールしない」のは大人の大事な条件だ。 P.149 生きていれば「傷」を負う。その傷に、どうにかこうにか絆創膏を貼り付けて、涙を拭って歩いている。そんな自分とおなじ「傷」をもつ人に、絆創膏を貼れるのは自分しかいない。だれかの「傷」を癒やすことができたときに、自分の「傷」が意味をもつ。「傷」を「傷」のままに終わらせず、 だれかを笑顔にできたとき、過去の涙に意味が出る。過去の痛みに価値がつく。過去を救ってあげられる。人の役に立つことは、自分を救うことなんだ。 P.152 人の「敵意」はほんとにしんどい。 自分に向けられる「傷つけてやる」って感情と正対するのは疲れるよ。「敵意」を感じたら、戦わずヘルプを出したり逃げたりしよう。 同じく相手を傷つけてやると応戦するより、すてきな漫画を読んでいたい。 日常的に「敵意」を向けられターゲットにされている気配を感じたら、もうあらがわなくていいんじゃないかな、戦わなくていいんじゃないかな。だって「敵意」を向けてくるような人の風向きを変えようと思ったら、できる作戦なんてごまをすって懐に入るくらいでしょ。そこまでする価値がその人にあるとは思えない。まわりの大人に「あの人の敵意がしんどい」と伝えることで、なるべく回避していこう。知り合いなら、大丈夫だから離れよう。仕事なら、しっかり上司に報告しよう。「敵意」に向き合い同じ土俵に上がるほど、あなたの人生は長くない。

Posted by ブクログ

2024/09/07

学校現場で働いていますが、「特別支援教育は全人類に有効」ということをひしひしと実感するまいにちです。子どもをコントロールしようとするのではなく、私も日常の「つい、やってしまう」を見つけ、支援に取り入れていこうと思います。つい叱ってしまいそうな場面でも子供のいいところを見つけようと...

学校現場で働いていますが、「特別支援教育は全人類に有効」ということをひしひしと実感するまいにちです。子どもをコントロールしようとするのではなく、私も日常の「つい、やってしまう」を見つけ、支援に取り入れていこうと思います。つい叱ってしまいそうな場面でも子供のいいところを見つけようとする平熱先生を見習っていきたいです。

Posted by ブクログ

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