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猫の木のある庭 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2023/07/06 |
| JAN | 9784309419756 |
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猫の木のある庭
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商品レビュー
4
12件のお客様レビュー
独特の執拗な文体でがかれる六つな不思議な風味の短編集。 会話が「」で区切られず地の分で書かれるので、心の声なのか会話なのか判断しにくい、と言うかわざと混ざる様に書かれているので混乱する。 好きなのは盂蘭盆会とたけこのぞう。 どちらも一人称、過去と現実と思考が重なり合い一枚の板の様...
独特の執拗な文体でがかれる六つな不思議な風味の短編集。 会話が「」で区切られず地の分で書かれるので、心の声なのか会話なのか判断しにくい、と言うかわざと混ざる様に書かれているので混乱する。 好きなのは盂蘭盆会とたけこのぞう。 どちらも一人称、過去と現実と思考が重なり合い一枚の板の様にフラットに続いている、家の内見をする様に一箇所ずつ目で追いながらそこにまつわる話で物語が進行していく。 似た雰囲気でありながら、執拗な描写でありながら、ホラーとノスタルジーと相容れないという拒絶とが混ざり合って読後感が特に素晴らしい、 家族全員を見送りお盆に帰ってくるのを楽しみに待つ家に染みついた主人公、母と家というセットの記憶とそれらが分断された現実を生きる主人公。どちらの話も面白い。
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6つのお話が収められた短編集です。 落ち着いた、 あまり抑揚のない語り口が、 ちょっと歪んだ物語の世界へ いざなってくれます。 どの作品にも不穏な空気が漂っていて、 それはどうやら、 それぞれの作品の主人公が内に秘めている、 後悔や罪悪感、未練、後ろめたさなどの 自責の念から来て...
6つのお話が収められた短編集です。 落ち着いた、 あまり抑揚のない語り口が、 ちょっと歪んだ物語の世界へ いざなってくれます。 どの作品にも不穏な空気が漂っていて、 それはどうやら、 それぞれの作品の主人公が内に秘めている、 後悔や罪悪感、未練、後ろめたさなどの 自責の念から来ているように思われます。 彼女らはみな、 安定感がなく、 地に足がついていない、 流れ漂うような雰囲気を その身にまとっています。 作者自身があるインタビューの中で、 「小説は自分にとって 書かざるを得ない心理療法のようなもの。 書いていると悪夢を見なくなるんです」 とおっしゃっています。 作品を読むと、 なんとなくその気持ちが 理解できるような気がします。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
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幽玄さと執拗さを兼ね備えた描写が、景色、音、におい、肌に触れる空気の湿度を感じさせる。見たこともないのに、それがまるで文章を追う私のすぐそばにあるかのような感覚に陥る。その内だんだんと読みつづけることが恐ろしくなって、なのに目をそらすことができない。 収録されている6篇はどれもそ...
幽玄さと執拗さを兼ね備えた描写が、景色、音、におい、肌に触れる空気の湿度を感じさせる。見たこともないのに、それがまるで文章を追う私のすぐそばにあるかのような感覚に陥る。その内だんだんと読みつづけることが恐ろしくなって、なのに目をそらすことができない。 収録されている6篇はどれもそんな風に幻想的でありながら生々しさに溢れていて、圧倒された。 特に好きな話をひとつだけあげるなら『浴室稀譚』 著者の本は初めて読んだけれど、とても好きだったので他の本も絶対に読みたい。
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