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「逆張り」の研究
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「逆張り」の研究

綿野恵太(著者)

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「逆張り」の研究

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2023/06/28
JAN 9784480823830

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商品レビュー

3.8

13件のお客様レビュー

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2025/08/14

「『みんなちがって、みんないい』という多様性を目指すリベラルにとって、正しさは『人それぞれ』だとする『相対主義』は歓迎されるべきものだ」(44頁) 「『相対主義』と『絶対主義』は、同じコインの両面なのである。どちらも、たくさんの情報を前にして思考停止した態度である」(47頁) →...

「『みんなちがって、みんないい』という多様性を目指すリベラルにとって、正しさは『人それぞれ』だとする『相対主義』は歓迎されるべきものだ」(44頁) 「『相対主義』と『絶対主義』は、同じコインの両面なのである。どちらも、たくさんの情報を前にして思考停止した態度である」(47頁) →この著者は、文化相対主義と価値相対主義とニヒリズムとを区別しているのだろうか、していないのだろうか。 「『ポストモダン』が雑に使われていると怒る学者は『新自由主義』という言葉を雑に使って、『新自由主義』が雑に使われていると怒る学者は『ポストモダン』を雑に使っている。そんな光景をよく目にする」(70-71頁) →各々たとえばいったい誰のどの論考だろうか。ここでリスクを取れない人間が、気楽な売文稼業である。この著者はリベラリズムとネオリベラリズムとリバタリアニズムとアナーキズムとを丁寧に区別して使っているのだろうか。 「ぼくは自分のことをシニカルな人間だと思っている。……この本でも、人間の心理を進化の観点から解き明かす進化心理学の知見を使っている。他人を助ける道徳的な行為も、利己的な動機によるものだ、と考える……まあ、正確に言うと、利己的なのは人間ではなく、『利己的な遺伝子』(ドーキンス)がそうさせる、と考えるのだが」(102頁) →こういうのを心理的利己主義という。心理的利己主義の特徴は、あらゆるすべての行為が利己的だとするので、人間の行為を何も説明しない言明となるか、あるいは利己的/利他的という言葉の意味を変えてしまってその違いを無にする、そういうものだ。この著者は、散歩をするのも、通りすがりの人に道を聞かれて答えるのも、犬猫を眺めるのも、すべてに「利己的な動機」を見出すのだろう。これは、ものを考えるということができない人間のすることである。 「ぼくもTくんもそうだと思うが、……学校的なものがとても苦手なのだ。資格取得のための勉強ならば、いくらでもできる。ものやサービスを交換するように、こちらの時間や労力と引き換えに、ノウハウやテクニック、知識を教えてもらうだけだ。たいして、学校教育は内面や人格にまで踏み込んでくる。……社会にうまく適合できるように、道徳的なふるまいができるように、人々の行動をコントロールしようとする。個人の自由を尊重するリベラルな社会であっても、この点は変わらない」(168頁) →『ハマータウンの野郎ども』あたりからちゃんと読めば良い。 これほど嫌悪感でいっぱいになりながら読む本は久しぶりだった。この著者が自身をどのようにセルフプロデュースしようとしているか、どういう物語で自身を慰めようとしているか、それがただただひたすらに気持ち悪い。 この著者は自身を不幸で哀れな「社会不適合者」としたいらしい。そんな「弱者」なので、「社会の多数派」になれればシアワセなのはわかっているのですケド、それができないので、こうやってシニカルに構える「特別な人間」になっちゃいました、という物語。 こういう輩は今も昔もありふれすぎている、あなたは何も特別ではない、「フツーになりたいフツーになりたい」と思い詰めているフツーのニッポンジンでしかない、そうはっきり言われるべき一般人だ。『そこまで言って委員会』をゲラゲラ笑いながら眺めることのできるフツーのニッポンジン。自分の不全感を反社会性にかこつけて、権威に楯突く左派を揶揄して鬱憤を晴らしているだけのニッポンの臣民。 何度でも言ってやるべきなのである。お前は無思想・無宗教・無道徳の、ニッポンのマジョリティーそのものでしかない、と。

Posted by ブクログ

2025/01/31

政治系の話かな?とおもって少し読むのを躊躇っていたんだけど、著者が自分の過去について語り出したあたりからスラスラ読めた。馴染みのない単語も調べながら読んだので頭には入ってる…はず! 今までネットで散見してた冷笑主義や逆張りおじさんについて改めて考え直させられる一冊だった。ネットっ...

政治系の話かな?とおもって少し読むのを躊躇っていたんだけど、著者が自分の過去について語り出したあたりからスラスラ読めた。馴染みのない単語も調べながら読んだので頭には入ってる…はず! 今までネットで散見してた冷笑主義や逆張りおじさんについて改めて考え直させられる一冊だった。ネットって匿名性が高いからどうしても強い言葉が出がちだし、それに嫌な思いをすることも多かったけど、そういった批判や誹謗中傷をする人の背景について向き合うことで、その嫌な思いが少し軽減されるのかな〜って感じた。自分の心を守るためにも読んで損はないかも。

Posted by ブクログ

2024/09/03

第118回アワヒニビブリオバトル テーマ「進化」で紹介された本です。ハイブリッド開催。 2024.9.3

Posted by ブクログ